テーマ:葬儀後に行うこと

法要の準備チェックリスト|施主が行う段取り・必要なもの・相談先を解説

公開日:2026/08/21

更新日:2026/08/21

法要の準備チェックリスト|施主が行う段取り・必要なもの・相談先を解説

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こんな方にオススメ!

● 初めて施主として法要を営む方
● 法要準備の流れを知りたい方
● 法要について葬儀社に相談したい方

施主として法要を営む際は、日程や会場を決める他、僧侶への依頼、参列者への連絡、返礼品や会食の手配など、さまざまな準備が必要となるため、「何から始めればよいのかわからない」と不安に感じる方もいらっしゃることでしょう。

この記事では、一般的に行われている仏式の法要を中心に、施主が決めることや必要なもの、葬儀社へ依頼できることなどを解説します。

1. 法要の種類とそれぞれの準備スケジュール

法要とは、故人の冥福を祈って供養する仏教の儀式であり、仏式では、亡くなってから一定の節目に法要を行います。葬儀を終えてから、初七日や四十九日などの法要を営み、その後も一周忌や三回忌といった年忌法要を行うことが一般的です。日程が近づいてから慌てることのないよう、まずは全体像を把握し、法要を営む時期に合わせて適切に手配を進めましょう。

■ 初七日法要

「初七日(しょなのか/しょなぬか)法要」は、故人が亡くなった日を含めて7日目に営む法要です。近年では、遺族や親族が再び集まる負担などを考慮し、葬儀・告別式と同じ日に繰り上げて行うケースも増えています。葬儀と同日に行う場合は、葬儀の準備と合わせて僧侶や会場、会食などの手配を進めます。葬儀社との打ち合わせの際は、初七日法要をいつ行うかも含めて確認しておきましょう。

■ 四十九日法要

「四十九日(しじゅうくにち)法要」は、故人が亡くなってから49日目に営む、忌明けの節目となる法要です。日程や会場、僧侶、参列者、返礼品、会食など、決めることが多いため、葬儀後はできるだけ早めに準備を始めましょう。四十九日に納骨を行う場合は、墓地や納骨堂への連絡も必要です。

■ 一周忌・三回忌など年忌法要

一周忌や三回忌など、故人の命日を基準として節目の年に営む法要を「年忌(ねんき)法要」といいます。一周忌は亡くなってから満1年、三回忌は満2年に行います。年忌法要は、2〜3か月前を目安に準備を始めると余裕を持って進められます。参列者の人数をある程度把握した上で、人数に合った会場を検討し、早めに案内できるよう準備を進めるとよいでしょう。

2. 法要準備で施主が決めること

法要の準備は、「施主(せしゅ)」が中心となって進めます。施主とは、法要を主催し、準備や当日の進行を取りまとめる人のことです。葬儀同様にやるべきことは多いですが、まずは日時や参列者、会場、会食の有無といった、基本的な内容を決めていきましょう。

■ 法要を行う日時を決める

四十九日や一周忌などの法要は、本来の法要の日が平日にあたるなど、当日に行うことが難しい場合もあります。日程をずらす場合は、本来の日より前に行うのが一般的です。僧侶や親族、会場の都合も踏まえ、候補日をいくつか考えておくと調整しやすいでしょう。

■ 誰を招くか決める

家族や近しい親族のみで行う場合もあれば、故人と親しかった友人や知人まで招く場合もあります。参列者の範囲によって、必要な会場の広さや会食、返礼品の数なども変わるため、おおよその人数を把握しておくとよいでしょう。

■ 法要をどこで行うか決める

法要は、寺院や自宅のほか、斎場・法要会館、墓前などで行うことができます。参列者の人数や交通の便、会食の有無などを考慮した上で、適した会場を選ぶことが大切です。また、斎場や法要会館では、法要だけでなく会食や返礼品などをあわせて手配できる場合もあります。会場ごとの特徴については、後ほど詳しく紹介します。

■ 会食の有無を決める

法要の後、僧侶や参列者へのお礼の意味を込めて会食の席を設けることがあります。会食を行う場合は、人数に合わせて会場や料理を手配しましょう。一方で、家族だけで法要を行う場合や、時間の都合などから会食を省略することもあります。会食を行わない場合は、参列者にその旨をあらかじめ伝えておくと安心です。

3. 法要準備に必要なものチェックリスト

法要に必要なものは、内容や会場によっても異なります。直前になって慌てないよう、菩提寺や葬儀社、会場にも確認しながら準備を進めましょう。

■ 法要に必要な仏具・お供え

仏式の法要では、位牌や遺影のほか、線香やろうそく、供花、供物などを用意します。四十九日法要で納骨を行う場合は、遺骨も忘れずに準備しましょう。会場によっては線香やろうそくなどが用意されている場合もあります。事前に確認し、必要なものを揃えましょう。

<主に必要なもの>
・ 位牌
・ 遺影
・ 線香・ろうそく
・ 供花
・ 供物
・ 遺骨(納骨を行う場合)

■ 僧侶へお渡しするもの

読経や法要を執り行っていただいたことへの謝礼として、僧侶にお布施を用意します。その他、僧侶に会場まで足を運んでいただく場合は「お車代」、法要後の会食に僧侶が参加しない場合は「御膳料」を用意することもあります。金額や渡し方について不明な点がある場合は、菩提寺や葬儀社へ事前に確認しておくと安心です。

■ 参列者へ用意するもの

法要の日時や会場を連絡し、出欠を確認するために、参列者の方々へ案内状を送る場合があります。法要後に会食を行う場合は、参列者の人数に合わせて料理を手配し、必要に応じて席札なども準備しましょう。 また、法要当日は、参列していただいたお礼として返礼品を用意し、参列者に渡すことが一般的です。高額の御仏前をいただいた場合や法要に参列できなかった方から御仏前などをいただいた場合は、後日改めてお返しをすることもあります。

<主に準備が必要なもの>
・ 案内状
・ 会食
・ 席札(必要な場合)
・ 返礼品

■ 当日に施主が持参するもの

法要の当日は、数珠やお布施などを忘れずに持参しましょう。会場費や会食費などの費用は、事前に支払い方法を確認し、当日に支払う場合は必要な金額を準備しておきます。また、急な支払いに備えて現金も用意しておくと安心です。その他、筆記具や、当日の流れ・挨拶をまとめたメモがあると、緊張して進行を忘れてしまった場合も慌てずに対応できます。

<主に持参するもの>
・ 数珠
・ 僧侶に渡すもの(お布施・お車代・御膳料)
・ 現金
・ 筆記具
・ 当日の進行や挨拶をまとめたメモ

4. 法要準備で葬儀社へ依頼できること

葬儀社では、葬儀後の法要についても相談できます。対応するサービスは事業者によって異なりますが、ここでは葬儀社に依頼できる主な内容をご紹介します。

■ 法要会場を手配してもらえる

斎場や法要会館など、法要を行う会場の手配も葬儀社に依頼できます。参列者の人数や希望する日時、会食の有無などを伝え、条件に合った会場を選びましょう。斎場や法要会館は、法要から会食まで同じ施設で行えることもあり、参列者の移動を減らせる点もメリットです。

■ 会食や返礼品をまとめて手配できる

法要後の会食や、参列者へ渡す返礼品も葬儀社を通して手配できます。会場とあわせて依頼すれば、別々に手配する手間を省け、負担を軽減できます。料理の内容や返礼品の種類、予算なども相談できるため、参列者の人数を確認した上で準備を進めましょう。

■ 僧侶を紹介してもらえる場合もある

菩提寺がない場合は、葬儀社から僧侶を紹介してもらえることもあります。宗派や法要の内容を伝え、相談してみましょう。なお、菩提寺がある場合は、まずは菩提寺に相談することが基本です。

■ 当日の進行をサポートしてもらえる

葬儀社には、法要当日の受付や参列者の案内、進行のサポートなども依頼できます。施主だけですべてを取り仕切る負担を減らせるため、落ち着いて法要に臨めるでしょう。具体的なサポート内容は葬儀社や利用する会場によって異なるため、事前の打ち合わせで確認しておきましょう。

■ 準備をまとめて相談するメリット

法要の準備は、会場や会食、返礼品など、複数の手配を並行して進める必要があります。葬儀社にまとめて相談すれば、窓口を一本化できるため、手配漏れも防ぎやすくなります。何から始めればよいかわからない場合も、必要な準備を確認しながら進められる点がメリットです。

5. 法要はどこで行う?会場ごとの特徴を比較

法要を行う場所には、自宅や寺院、法要会館、墓前などがあります。それぞれ特徴が異なるため、参列者の人数や交通の便、会食の有無などをふまえて検討しましょう。

■ 自宅で行う場合

自宅での法要は、家族や親族など少人数で落ち着いて故人を供養したい場合に適しています。慣れ親しんだ場所で行うことができ、会場を借りる費用がかからない点もメリットです。ただし、近年、特に都市部では自宅に十分なスペースを確保できない場合が少なくありません。また、僧侶や参列者を迎えるために部屋を整え、仏具、供物などを準備する負担もあります。自宅で会食を行う場合は、料理の手配や配膳、片付けなどについても考えておきましょう。

■ 寺院で行う場合

菩提寺がある場合は、寺院で法要を行うケースも多くあります。法要に必要な設備が整っており、自宅へ僧侶を招く準備も必要ありません。一方で、会食を行うことが可能か、駐車場や控室などの設備があるかは寺院によって異なります。参列者の人数や移動手段も考慮し、事前に確認しておきましょう。

■ 法要会館で行う場合

斎場や法要会館は、参列者が多い場合にも利用しやすい会場です。会食できる設備や駐車場を備え、バリアフリーに対応しているところもあります。会場の設営や会食、返礼品などをまとめて相談できる場合が多く、施主の準備や当日の負担を減らしやすい点もメリットです。一方、自宅や菩提寺で行う場合と比べて会場の利用料がかかる他、希望する日時に予約できない場合もあります。早めに空き状況や費用を確認しておくとよいでしょう。

■ 墓前で法要を行う場合

四十九日法要など、納骨にあわせて墓前で僧侶に読経してもらい、供養を行うことがあります。法要と納骨を同じ日に行うことで、遺族や親族が改めて集まる負担を減らせる点がメリットです。ただし、墓地や霊園によっては、墓前での法要に対応していない場合もあります。希望する場合は、あらかじめ寺院や墓地・霊園へ確認しておきましょう。

6. 無宗教葬儀後の法要は?

ここまでは仏式の法要を中心に紹介してきましたが、葬儀を無宗教で行った場合は、法要についても故人や遺族の意向に合わせて自由に決めることができます。ここでは、無宗教葬儀後の法要に関する考え方について解説します。

■ 無宗教では法要は必ず行うものではない

法要とは、もともと仏教で使用されている言葉であり、無宗教で葬儀を行った場合は、仏式のように宗教上の儀式として法要を行う必要はありません。葬儀後にどのような形で故人を偲ぶかは、故人の希望や家族の意向に合わせて決められます。特別な場を設けず、命日などに家族が集まって故人を偲ぶことも一つの方法といえるでしょう。

■ 四十九日に家族が集まることも多い

無宗教葬儀の場合でも、葬儀から一定の期間が経った節目として、四十九日の頃に家族や親族が集まるケースが多いようです。宗教的な儀式として行うのではなく、故人の思い出を語り合ったり、食事をしたりと、自由な形式で行って構いません。

■ お別れ会・追悼会という選択肢

家族や親族だけでなく、故人と親しかった友人や知人などにも集まってもらいたい場合は、お別れ会や追悼会を営むという方法もあります。思い出の写真や映像を紹介したり、故人が好きだった音楽を流したり、故人らしさを取り入れた内容にすることが可能です。ホテルやレストランの他、斎場などを利用することもできるため、参列者の人数や希望する内容に合わせて会場を選びましょう。

7. 法要準備でよくある質問

法要を準備するときは、日程や参列者の決め方、僧侶への依頼など、迷うこともあるでしょう。ここでは、法要準備を進める上で、よくある質問にお答えします。

Q. 法要は家族だけで行っても良い?

A. 法要は家族だけで行っても問題ありません。近年では、家族葬を営む人が増えていることもあり、法要についても故人と特に親しかった家族や親族のみで行うケースが多く見受けられます。参列者の範囲は、故人や遺族の意向、親族との関係などをふまえて決めましょう。

Q. 法要の日程は当日か前倒しでないといけない?

A. 四十九日や一周忌などの法要は、該当する日に行うのが基本ですが、都合が合わない場合は日程をずらすこともできます。その場合は、本来の日より前に設定し、参列者が集まりやすい日程で行うとよいでしょう。当日より前に設定するのは、「故人を大切にし、供養を先延ばしにしてはいけない」という仏教の考え方に基づいています。直前の土日・祝日など、命日にできるだけ近い日程の中から、参列者の都合に合わせて決めるのが一般的です。

Q. 菩提寺がない場合はどうする?

A. 菩提寺がない場合は、葬儀を依頼した葬儀社などに相談し、法要を依頼できる僧侶を紹介してもらう方法があります。宗派や希望する法要の内容を伝え、早めに相談しておくとよいでしょう。

Q. 法要準備はいつ相談するのがおすすめ?

A. 四十九日法要は準備期間が短いため、葬儀後できるだけ早めに相談するとよいでしょう。一周忌などの年忌法要は、2〜3か月前を目安に相談しておくと、僧侶や会場、参列者の日程を調整しやすくなります。

8. 法要準備の要点まとめ

● 法要の準備は、事前に全体像を把握することでスムーズに進めることが可能。

・法要には種類があるので、それぞれに合ったスケジュールを確認して準備を始める
・故人や遺族の意向を踏まえて、日程や参列者の範囲などを調整する
・参列者の人数や交通の便、会食の有無などを考慮してどこで行うかを決める

● 法要に必要なものは、会場や内容などによって異なるので事前に確認しておく。

・仏式法要では、位牌や遺影、線香・ろうそくなどの仏具、供花、供物を準備する
・僧侶へ渡すお布施を用意し、必要に応じてお車代や御膳料も用意する
・参列者に当日渡す返礼品、会食を行う場合は料理や席札などを準備する
・当日は数珠やお布施、現金の他、筆記具や進行・挨拶をまとめたメモがあるとよい

● 法要の準備に不安がある場合は、1人で抱えこまず葬儀社へ早めに相談する。

・葬儀社に依頼して、法要会場や会食、返礼品などをまとめて手配できるケースが多い
・菩提寺がない場合は、僧侶を紹介してもらえる場合もある
・法要当日の受付や参列者の案内、進行などもサポートしてくれるので安心
・窓口を一本化することで、準備にかかる手間を減らし、手配漏れも防ぎやすくなる


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メモリアルアートの大野屋 コラム編集チーム

監修

メモリアルアートの大野屋
コラム編集チーム

「メモリアルアートの大野屋 コラム編集チーム」は、 葬儀・家族葬・一日葬・終活に関する実務経験と相談対応実績をもとに、本記事の内容監修を行っています。

  • 監修領域:葬儀/家族葬/一日葬/法要/終活/供養
  • 運営:株式会社メモリアルアートの大野屋

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