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公開日:2026/06/29
更新日:2026/06/29
目次お盆は、ご先祖様や亡くなった方を自宅にお迎えし、供養する日本の伝統行事です。なかでも、故人が亡くなって四十九日を過ぎてから初めて迎えるお盆は「新盆(にいぼん・あらぼん)」または「初盆(はつぼん)」と呼ばれ、通常のお盆よりも丁寧に供養を行うのが一般的です。
初めて新盆を迎える場合、「いつ行うのか」「何を準備すればよいのか」「香典やお布施はいくら用意するのか」など、迷うことも多いでしょう。また、お盆の時期は地域によって異なるため、7月盆・8月盆・旧盆の違いを知っておくことも大切です。
この記事では、お盆と新盆(初盆)の意味や違い、2026年のお盆の日程、新盆の準備、法要の流れ、費用相場、香典マナーについてわかりやすく解説します。
● お盆・新盆(初盆)がいつかを知りたい人
● お盆・新盆(初盆)の意味について知りたい人
● お盆に行う供養について知りたい人
● 新盆(初盆)に行う法要について知りたい人
● 新盆(初盆)にかかる費用について知りたい人
● 新盆(初盆)の香典のマナーについて知りたい人
新盆は、地域によって「にいぼん」「あらぼん」「しんぼん」などと読まれます。また、同じ意味で「初盆(はつぼん)」と呼ばれることもあります。
新盆について理解するためには、まずお盆そのものがどのような行事なのかを知っておくことが大切です。お盆とは、ご先祖様や亡くなった方を自宅にお迎えし、感謝の気持ちを込めて供養する日本の伝統行事です。家族や親族が集まり、お墓参りをしたり、仏壇にお供えをしたりして、故人を偲ぶ期間でもあります。
お盆は、仏教行事である「盂蘭盆会(うらぼんえ)」に由来するとされています。盂蘭盆会は、苦しみの世界にいる人を救うために供養を行う仏教行事で、お釈迦様の弟子である目連尊者(もくれんそんじゃ)が亡き母を供養した話が起源の1つとされています。
日本では、古くからご先祖様の霊を大切にする祖霊信仰がありました。そこに仏教の考え方が結びつき、現在のように、ご先祖様や故人を自宅に迎えて供養する行事として広まったと考えられています。
お盆の時期は地域によって異なります。全国的には8月13日から16日までの「8月盆」が多く、東京の一部地域などでは7月13日から16日までの「7月盆」に行われます。
また、沖縄など一部の地域では、旧暦に基づく「旧盆」に行うこともあります。時期が異なるのは、明治時代に暦が旧暦から新暦へ変わったことや、地域ごとの風習が関係しているためです。
2026年のお盆は、全国的に多い8月盆では8月13日(木)から8月16日(日)までです。ただし、お盆の時期は地域によって異なり、東京の一部地域などでは7月盆、沖縄などでは旧暦に基づく旧盆に行われます。
| お盆の種類 | 2026年の日程 | 主な地域・特徴 |
|---|---|---|
| 7月盆 | 7月13日(月)〜7月16日(木) | 東京の一部地域など |
| 8月盆 | 8月13日(木)〜8月16日(日) | 全国的に多いお盆の時期 |
| 旧盆 | 8月25日(火)〜8月27日(木) | 沖縄など、旧暦でお盆を行う地域 |
新盆(初盆)の法要を予定している場合は、地域のお盆時期を確認し、早めに菩提寺や親族と日程を調整しておくと安心です。
お盆には、迎え火・送り火、お墓参り、仏壇へのお供えなどの供養を行います。
迎え火は、お盆の初日にご先祖様を自宅へお迎えするために焚く火で、送り火はお盆の最終日にご先祖様をお見送りするために行います。
また、お盆期間中にはお墓を掃除し、花や線香を供えて手を合わせる家庭も多くあります。自宅の仏壇には、花や果物、お菓子、故人の好物などをお供えします。供養の形は地域や家庭によって異なるため、無理のない形で故人を偲ぶことが大切です。
新盆(初盆)とは、故人が亡くなって四十九日を過ぎたあと、初めて迎えるお盆のことです。
通常のお盆と同じく故人やご先祖様を供養する行事ですが、新盆は故人にとって初めてのお盆にあたるため、僧侶を招いて法要を行うなど、通常のお盆よりも丁寧に供養するのが一般的です。
新盆は「にいぼん」「あらぼん」「しんぼん」などと読み、地域によって呼び方が異なります。「初盆(はつぼん)」も同じ意味で使われます。
新盆では、故人を初めて迎えるお盆として、白提灯を飾ったり、親族や故人と親しかった方を招いて法要を行ったりすることがあります。ただし、供養の形は宗派や地域、家庭の考え方によって異なります。
通常のお盆は、毎年ご先祖様や亡くなった方を供養する行事です。一方、新盆は故人が亡くなってから初めて迎える一度きりのお盆であるため、通常のお盆よりも手厚く供養を行う傾向があります。
新盆と通常のお盆の主な違いは、以下のとおりです。
| 項目 | 新盆(初盆) | 通常のお盆 |
|---|---|---|
| 意味 | 故人が亡くなって四十九日後に初めて迎えるお盆 | 毎年、ご先祖様や亡くなった方を供養するお盆 |
| 行う時期 | 故人が亡くなってから初めて迎えるお盆 | 毎年のお盆期間 |
| 法要 | 僧侶を招いて法要を行うことが多い | お墓参りや仏壇へのお供えが中心になることが多い |
| 準備するもの | 白提灯、新盆提灯、盆棚、お供え物など | 仏壇へのお供え、お墓参り、迎え火・送り火など |
| 招く人 | 親族や故人と親しかった方を招くことがある | 家族や親族で行うことが多い |
ただし、近年は家族だけで静かに新盆を迎えるケースもあります。新盆だからといって必ず大がかりに行わなければならないわけではありません。菩提寺がある場合は、法要の有無や進め方について事前に相談しておくと安心です。
故人が亡くなってから初めて迎えるお盆であっても、必ずその年に新盆を行うとは限りません。新盆は、四十九日の忌明け後に初めて迎えるお盆を指すため、お盆の時期が四十九日前にあたる場合は、翌年のお盆を新盆とするのが一般的です。
また、宗派や地域の考え方、家族の事情によっては、新盆法要を行わず、家族だけでお墓参りや仏壇へのお供えをして供養する場合もあります。判断に迷う場合は、菩提寺や葬儀社に相談しましょう。
新盆(初盆)の当日までには、法要の日程調整や参列者への案内、必要なものの準備を行います。お盆の時期は僧侶や会場の予定が混み合いやすいため、できるだけ早めに準備を始めることが大切です。
ここからは、新盆(初盆)を迎えるまでの準備について、詳しくご紹介します。
新盆法要を行う場合は、まず日程を決めます。一般的にはお盆期間中に行いますが、親族が集まりやすい日や僧侶の都合に合わせて、お盆の前後に行うこともあります。
菩提寺がある場合は、早めに僧侶へ連絡し、読経をお願いできる日時を確認しましょう。自宅で行うのか、お寺や霊園の施設で行うのかもあわせて決めておくと安心です。
法要の日程が決まったら、親族や故人と親しかった方へ案内します。誰を招くかに明確な決まりはありませんが、近しい親族を中心に、故人との関係が深かった方へ声をかけることが一般的です。
案内状のほか、近しい親族のみで行う場合は電話やメールで連絡することもあります。日時・場所・服装・会食の有無、香典や供物を辞退する場合はその旨もあわせて伝えておくと安心です。
新盆(初盆)では、通常のお盆のお供えに加えて、白提灯や盆棚などを準備することがあります。ここでは、新盆で用意されることの多い代表的なものを紹介します。
白提灯は、新盆を迎える故人のために用意する白い提灯です。故人が初めて自宅へ帰ってくる際、迷わずたどり着けるようにするための目印とされています。
一般的には13日までに飾り、お盆の期間中に灯します。白提灯は新盆のときだけ使うものとされており、新盆後は菩提寺に納める、送り火で燃やす、自治体のルールに従って処分するなどの方法があります。
盆棚とは、お盆にご先祖様や故人をお迎えするために設ける棚のことです。精霊棚(しょうりょうだな)とも呼ばれ、位牌やお供え物を置く場所として用意します。
盆棚には、位牌、香炉、ろうそく、花、果物、お菓子、故人の好物などを飾ることが多いでしょう。必ず大きな棚を用意する必要はなく、仏壇の前に小机を置くなど、自宅の状況に合わせて整えることもできます。
新盆のお供え物には、果物やお菓子、故人が好きだった食べ物などが選ばれます。季節の果物や日持ちする菓子折りは供えやすく、参列者からのお供えとしてもよく用いられます。
法要後に分けることを考え、個包装のお菓子などを選ぶのもよいでしょう。
精霊馬・精霊牛は、きゅうりやなすに割り箸などで足をつけて作るお盆飾りです。
きゅうりは馬、なすは牛に見立てられ、故人が早く自宅へ帰ってこられるように、またお盆後はゆっくり戻っていただくようにという意味が込められています。
新盆に必要な白提灯や盆提灯、盆棚飾りなどをまとめて準備したい場合は、メモリアルアートの大野屋公式オンラインストアの「盆提灯・新盆セット」もご活用いただけます。
メモリアルアートの大野屋公式オンラインストア 盆提灯・新盆セット
新盆(初盆)法要の流れは、地域や宗派、行う場所によって異なります。一般的には、お盆の入りに迎え火を行い、法要で僧侶の読経や焼香を行ったあと、会食を設け、最終日に送り火で故人をお見送りします。
お盆の入りにあたる13日に、故人を自宅へお迎えするための迎え火を行います。
僧侶に読経をしていただき、遺族や参列者が焼香を行います。自宅やお寺など、法要を行う場所によって進行は異なります。
法要後、参列者への感謝を込めて会食の席を設けることがあります。近年は、会食を省略するケースもあります。
お盆の最終日に送り火を行い、故人をお見送りします。送り火の方法は地域によって異なります。
お寺で新盆法要を行う場合は、指定された日時に遺族や親族が集まり、本堂などで僧侶の読経を受けます。読経後は焼香を行い、故人の冥福を祈ります。
合同法要となる場合もあるため、受付方法や持参するもの、お布施の渡し方などは事前に確認しておくと安心です。
自宅で行う場合は、仏壇や盆棚を整え、僧侶を招いて読経をしていただきます。読経後は家族で焼香を行い、故人を供養します。
会食を設けない場合は、簡単なお茶やお菓子を用意しておくとよいでしょう。
近年は、家族の事情や参列者の都合により、僧侶を招いた新盆法要を行わないケースもあります。その場合でも、お墓参りや仏壇へのお供え、故人の好物を供えるなど、家庭でできる形で供養することは可能です。
菩提寺がある場合は、初盆法要について事前に相談しておきましょう。
新盆(初盆)にかかる費用は、法要の規模や参列人数、地域の習慣によって異なります。ここでは、お布施、提灯や祭壇、会食・返礼品など、主な費用の目安を紹介します。
新盆法要で僧侶に読経をお願いする場合、お布施は3万〜5万円程度が一般的な目安です。
自宅や会場へ僧侶に来ていただく場合は、お車代を、会食に参加されない場合は御膳料をお渡しすることもあります。お車代や御膳料は、それぞれ5,000円〜1万円程度を目安に考えるとよいでしょう。
金額に迷う場合は、菩提寺に相談しても失礼にはあたりません。
新盆では、白提灯や盆提灯、盆棚などを準備することがあります。白提灯は数千円程度から用意できるものもありますが、盆提灯や祭壇飾りは種類や大きさによって価格に幅があります。
盆棚や祭壇飾りを一式で準備する場合は、数千円〜数万円程度を見込んでおくとよいでしょう。個別にそろえるのが不安な場合は、新盆セットや盆提灯セットを利用する方法もあります。
新盆法要のあとに会食を行う場合は、1人あたり3,000円〜1万円程度を目安に考えるとよいでしょう。料理の内容や会場、参列人数によって費用は変わります。
参列者から香典やお供えをいただいた場合は、返礼品を用意することがあります。返礼品は、1人あたり1,500円〜5,000円程度が目安です。会食を行わない場合でも、返礼品を用意することで感謝を伝えられます。
新盆全体でかかる費用は、家族のみで行うか、親族や参列者を招いて法要を行うかによって大きく変わります。家族のみで簡素に行う場合は数万円程度、僧侶を招き、会食や返礼品を用意する場合は10万円以上かかることもあります。
新盆の費用に決まった金額はありません。無理のない範囲で準備し、迷う場合は菩提寺や葬儀社に相談しながら進めると安心です。
新盆(初盆)法要に参列する場合は、香典を持参するのが一般的です。金額や表書きは、故人との関係性や地域の慣習、会食の有無によって異なります。
新盆の香典は、故人との関係性によって金額の目安が異なります。一般的な相場は、3,000円〜3万円程度です。
● 親・兄弟姉妹:1万〜3万円程度
● 祖父母・叔父・叔母などの親族:5,000円〜1万円程度
● 友人・知人・職場関係者:5,000円〜1万円程度
● 近所の方:3,000円〜5,000円程度
会食に参加する場合は、食事代を考慮して少し多めに包むこともあります。迷う場合は、同じ立場で参列する方に確認しておくと安心です。
新盆の香典袋の表書きには、「御仏前」「御佛前」「御供物料」などを用いるのが一般的です。新盆は四十九日を過ぎてから迎えるお盆のため、四十九日前に使われることが多い「御霊前」は基本的に使用しません。
水引は黒白または双銀の結び切りを選び、表書きや名前は濃い墨で書きます。なお、神道では「御玉串料」、キリスト教では「御花料」など、宗教によって適した表書きは異なります。
ご遺族から香典辞退の案内があった場合は、無理に香典を持参せず、ご遺族の意向を尊重しましょう。
弔意を伝えたい場合は、供花やお供え物を贈る方法もあります。ただし、供物も辞退されている場合は、品物を贈ることも控えます。香典や供物を辞退された場合でも、法要に参列して手を合わせるなど、負担にならない形で気持ちを表すことが大切です。
お盆や新盆(初盆)では、時期や服装、白提灯の扱いなどで迷うことも少なくありません。ここでは、よくある疑問を簡潔に解説します。
新盆は、故人が亡くなって四十九日を過ぎてから初めて迎えるお盆に行うのが一般的です。お盆期間中に行うことが多いものの、僧侶や親族の都合に合わせて前後にずらすこともあります。四十九日前にお盆を迎える場合は、翌年のお盆を新盆とします。
法要や会食を行う場合、遺族は喪服または準喪服を着用するのが一般的です。家族だけで行う場合や法要を行わない場合は、略喪服でもよいでしょう。
招かれる側は案内状の指定に従い、指定がない場合は黒や紺、グレーなど落ち着いた服装を選びます。
白提灯は新盆のときに用意する提灯で、翌年以降は使わないのが一般的です。翌年からは絵柄入りの盆提灯を飾ることが多いでしょう。
新盆後は、菩提寺に納める、自治体のルールに従って処分するなどの方法があります。
新盆法要に参列できない場合は、事前にご遺族へ連絡し、欠席のお詫びを伝えます。そのうえで、香典やお供え物を法要の前日までに届くよう送ると丁寧です。ご遺族が辞退している場合は、その意向を尊重しましょう。
浄土真宗では、「故人の霊が帰ってくる」という考え方はしないため、迎え火や送り火、精霊馬などを行わない家庭もあります。
ただし、お盆を故人を偲び、仏縁に感謝する機会として過ごすことはあります。地域や寺院によって考え方が異なるため、菩提寺に確認すると安心です。
お盆は、ご先祖様や亡くなった方を自宅にお迎えし、家族で供養する大切な行事です。なかでも新盆(初盆)は、故人が亡くなって四十九日を過ぎてから初めて迎えるお盆であり、通常のお盆よりも丁寧に法要や供養を行うのが一般的です。
新盆では、法要の日程調整や親族への案内、白提灯・盆棚・お供え物の準備、香典や返礼品の対応など、事前に確認しておきたいことが多くあります。地域や宗派、家庭の考え方によって進め方は異なるため、早めに準備を始め、迷うことがあれば菩提寺や葬儀社へ相談すると安心です。
メモリアルアートの大野屋公式オンラインストアでは、新盆に必要な盆提灯や新盆セットを取り扱っています。白提灯や盆棚飾りなどをまとめて準備したい方は、ぜひご活用ください。
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監修
メモリアルアートの大野屋
コラム編集チーム
「メモリアルアートの大野屋 コラム編集チーム」は、 葬儀・家族葬・一日葬・終活に関する実務経験と相談対応実績をもとに、本記事の内容監修を行っています。


















