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創業当時の大野屋 多磨店
公開日:2026/09/15
更新日:2026/09/15
目次喪主挨拶は、葬儀に参列してくださった方へ感謝を伝える大切な役割です。しかし、突然喪主を務めることになり「何を話せばよいのか」「原稿を覚えられない」「カンペを見ても失礼にならないか」と不安を感じる方も少なくありません。
喪主挨拶では、立派に話すことよりも、参列者への感謝や故人への思いを落ち着いて伝えることが大切です。そこで本記事では、挨拶のタイミングや原稿・カンペの作り方、練習のポイント等を解説します。言葉に詰まったときの対処法も紹介していますので、挨拶の準備にお役立てください。
● 喪主の挨拶はいつ行うのかを知りたい人
● 喪主の挨拶の原稿の作り方を知りたい人
● 喪主の挨拶の事前練習について知りたい人
● 喪主の挨拶のマナー・注意点を知りたい人
喪主挨拶は、通夜や葬儀・告別式、出棺、会食など、複数の場面で行います。ただし、葬儀の形式や当日の進行によって、回数やタイミングが異なる場合もあります。
まずは、喪主挨拶を行う具体的なタイミングを確認していきましょう。
通夜での喪主挨拶は、僧侶の読経と参列者の焼香が終わり、通夜が終了するタイミングで行うのが一般的です。参列者に対して、足を運んでいただいたことや、故人が生前にお世話になったことへのお礼を伝えます。
翌日に葬儀・告別式を行う場合は、その日時や会場も案内します。その後に通夜振る舞いを設けている場合は、食事の席へ案内する言葉も添えましょう。通夜での挨拶は、要点を絞って簡潔にまとめるのが基本です。
葬儀・告別式では、読経や焼香、お別れの儀などが終わった後に、喪主または遺族の代表者が参列者へ挨拶をします。葬儀の締めくくりとなる、喪主挨拶のなかでも代表的な場面です。
挨拶では、参列していただいたことへの感謝に加え、故人が生前に受けた厚誼へのお礼を伝えます。故人の人柄が伝わる思い出をひとつ添えると、参列者とともに故人を偲ぶ、心のこもった挨拶になるでしょう。
出棺時の喪主挨拶は、棺を霊柩車へ納める前などに、見送りに集まった参列者へ向けて行います。参列と見送りへのお礼、生前の厚誼に対する感謝などを簡潔に伝えるのが基本です。
ただし、葬儀の進行によっては、葬儀・告別式の終了時と出棺時の挨拶を分けず、1度の挨拶として行うこともあります。挨拶の有無やタイミングは、事前に葬儀社へ確認しておきましょう。
通夜振る舞いや精進落としでは、食事の開始時と終了時に挨拶をするのが一般的です。開始時には、参列や葬儀への協力に対するお礼を伝え、故人を偲びながら食事をしていただくよう案内します。
精進落としでは、開始の挨拶に続いて献杯を行うこともあります。終了時には、参加者への感謝を改めて伝え、お開きの案内をします。今後の法要の日程が決まっている場合は、このタイミングで知らせてもよいでしょう。
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喪主は、参列者全体に向けた挨拶のほか、僧侶を出迎えるときと見送るときにも個別に挨拶をします。出迎える際は、足を運んでいただいたことへのお礼を伝え、あわせて故人との関係や自分が喪主であることを伝えるとよいでしょう。
見送る際は、読経などのお勤めに対する感謝を伝えます。お布施を渡すタイミングは葬儀の進行や地域の慣習によって異なるため、葬儀社の担当者に確認しておくことをおすすめします。
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喪主挨拶は、原稿を一字一句覚える必要はありません。人前で話すことに慣れていない方や、悲しみから緊張してしまう方も、原稿やカンペを用意しておけば落ち着いて本番に臨めるでしょう。
ここでは、カンペを見る際のマナーや原稿のまとめ方、適した媒体について解説します。
喪主挨拶でカンペや原稿を見ながら話しても、マナー違反にはあたりません。葬儀では、深い悲しみや慣れない進行によって、あらかじめ考えていた言葉が出てこなくなることもあります。
内容を忘れないか心配しながら話すよりも、手元の原稿を確認しながら落ち着いて感謝を伝えることが大切です。ただし、原稿だけを見続けるのではなく、ときどき顔を上げて参列者へ目を向けると、より気持ちが伝わりやすくなります。
喪主挨拶の原稿は、全文を書いても、話したい要点だけを箇条書きにしても構いません。
全文原稿は、話す順序や言葉遣いを整えやすく、途中で内容がわからなくなる心配を減らせます。一方、要点をまとめたカンペは、自分の言葉で自然に話しやすく、原稿を読み上げている印象になりにくい点が特徴です。
初めて喪主を務める方や、人前で話すことに不安がある方は、まず全文原稿を作成するとよいでしょう。声に出して練習し、内容や話す順序が頭に入ったら、忘れたくない要点だけを抜き出してカンペにまとめる方法もあります。
スマートフォンのメモ機能に原稿を保存することもできますが、葬儀の場では紙のカンペや原稿を用意するのが望ましいでしょう。スマートフォンを見ながら話す姿に違和感を覚える参列者がいる可能性があるほか、着信や通知、画面の消灯、誤操作によって挨拶が中断するおそれもあります。
紙であれば、画面操作をせずに必要な箇所をすぐ確認できます。白や落ち着いた色の便箋・用紙を選び、持ちやすく読みやすい大きさに整えておきましょう。
喪主挨拶の原稿は、基本的な構成に沿って考えると、伝えたい内容を整理しやすくなります。すべてを定型文に合わせる必要はなく、参列者との関係や故人の人柄に応じて内容を調整することが大切です。
ここでは、喪主挨拶の原稿を作る基本的な流れを解説します。
挨拶の冒頭では、故人との関係と自分の名前を簡潔に伝えます。参列者全員が喪主のことを知っているとは限らないため、「故人の長男の○○でございます」などと名乗りましょう。
自己紹介に続いて、葬儀に参列していただいたことへのお礼を伝えます。遠方から訪れた方や、忙しいなか足を運んでくださった方もいるため、まずは感謝の気持ちを丁寧に述べましょう。
参列へのお礼に続いて、故人がどのような人生を送った方なのかを簡潔に紹介します。仕事や趣味、家族との関わりなどから、故人について知ってもらうために必要な情報を選びましょう。多くの内容を盛り込まず、概要にとどめることが大切です。
続いて、故人の人柄が伝わる具体的なエピソードをひとつ紹介します。たとえば「家族の誕生日には毎年欠かさず手料理を振る舞ってくれた」など、故人の温かさや家族への思いが感じられる出来事を選ぶとよいでしょう。
最後は、故人が生前に受けた厚誼へのお礼を改めて伝えます。必要に応じて、今後も遺族に変わらぬ付き合いや支援をお願いする言葉を添え「本日は誠にありがとうございました」などの言葉で締めくくりましょう。
喪主挨拶の長さは、2〜3分程度が一つの目安です。長すぎる挨拶は参列者の負担になる可能性があるため、伝えたい内容を絞ってまとめましょう。文章量だけで判断せず、完成した原稿を実際に声に出して読み、時間を測ることが大切です。
喪主挨拶のカンペや原稿は、内容だけでなく、本番で読みやすい形に整えることが大切です。緊張しても話す箇所をすぐに確認できるよう、文字の大きさや文章の区切り方などを工夫しましょう。
ここでは、途中で迷いにくいカンペ・原稿を作るポイントを紹介します。
カンペは、一字一句を目で追いながら読むためではなく、話す内容や順序を確認するものとして作りましょう。忘れたくない要点や固有名詞などを目立たせておくと、必要な情報をすぐに見つけられます。
ただし、全文を見ながら話すほうが安心できる場合は、無理に要点だけに絞る必要はありません。
本番では緊張して、普段より文字が読みにくく感じることがあります。文字を大きめにし、行間や段落の間隔にも余裕を持たせましょう。話題が変わる箇所で改行や空行を入れると、どこを読んでいるのか見失いにくくなります。
カンペや原稿は、黙読したときの読みやすさではなく、声に出したときの話しやすさを意識して作ります。一文が長い場合は、内容ごとに短く区切り、息継ぎをする位置で改行しましょう。話す間を取りたい箇所に空行を入れておく方法もあります。
故人の名前や年齢、続柄、日時などは、間違いがないよう事前に家族へ確認しておきます。読みにくい名前や漢字にはふりがなを付けておくと、本番で読み間違える心配を減らせます。
カンペや原稿は、紛失や汚損に備えて予備も用意しておくと安心です。本番用とは別に一部印刷し、家族や葬儀社の担当者に預けておきましょう。複数枚になる場合は、順番がわかるようページ番号を付けておくことも大切です。
喪主挨拶の原稿が完成したら、本番を想定して練習しておきましょう。事前に声に出して読むことで、文章を目で確認するだけでは気づけない問題も見つけられます。
ここでは、落ち着いて本番を迎えるための練習方法を紹介します。
完成した原稿は、実際に声に出して読み、挨拶にかかる時間を測りましょう。黙読では短く感じても、声に出すと想定以上に時間がかかる場合があります。言いにくい表現や息継ぎしにくい箇所があれば、短く区切るなどして調整しましょう。
スマートフォンなどで挨拶を録音すると、自分の話し方を客観的に確認できます。緊張すると早口になったり、声が小さくなったりしやすいため、話す速さや声量を確認しましょう。聞き取りにくい言葉や不自然な間があれば、原稿や話し方を見直します。
原稿が完成したら、故人の名前や年齢、続柄、エピソードなどに誤りがないか、家族に確認してもらうと安心です。言葉遣いや宗教・宗派に応じた表現など、葬儀のマナーに不安がある場合は、葬儀社の担当者にも相談しましょう。
練習を重ねても、原稿を一字一句暗記する必要はありません。話す内容や順序を把握し、途中で迷ったときにカンペを確認しながら、落ち着いて話せる状態を作ることが練習の目的です。本番では上手に話そうと気負わず、参列者への感謝を丁寧に伝えるよう意識しましょう。
喪主挨拶では、参列者への配慮から避けたほうがよい言葉や、宗教・宗派によって適さない表現があります。ただし、言葉遣いを気にするあまり、自分の思いを伝えられなくなっては本末転倒です。
ここでは、原稿を作成する際に確認したい基本的なマナーを解説します。
葬儀の挨拶では、不幸が繰り返されることを連想させる忌み言葉を避けるのが一般的です。
「重ね重ね」「たびたび」「ますます」などの重ね言葉や、「再び」「引き続き」といった繰り返しを連想させる表現に注意しましょう。原稿が完成したら、該当する言葉が含まれていないか読み返すことが大切です。
「死ぬ」「死亡」「生きていたころ」など、生死を直接的に表す言葉も避けましょう。「亡くなる」「他界する」「生前」など、やわらかな表現に言い換えます。
なお「逝去」は敬意を含む言葉のため、喪主が自分の身内について話す際は、一般的に「亡くなる」などを用います。
「成仏」「冥福」「供養」などの言葉は、宗教・宗派によって考え方や使い方が異なります。たとえば「冥福を祈る」は仏教に由来する表現で、神式やキリスト教式では通常使いません。
適切な表現かわからない場合は、葬儀社の担当者や宗教者に確認しましょう。
喪主挨拶では、故人の死因や闘病の経緯、最期の状況を詳しく説明する必要はありません。参列者への報告として触れる場合も、遺族の意向や故人のプライバシーに配慮し、簡潔にとどめましょう。
喪主挨拶は、話し方の上手さや立派な言葉遣いを求められるものではありません。難しい表現を無理に使うよりも、参列してくださったことへの感謝を、自分の言葉で丁寧に伝えることが大切です。
途中で言葉に詰まっても、落ち着いて原稿やカンペを確認しながら話せば問題ありません。
喪主挨拶では、緊張や悲しみから言葉が出なくなったり、原稿を読み間違えたりすることがあります。事前に対処法を知っておけば、予期せぬことが起きても落ち着いて対応しやすくなるでしょう。
ここでは、本番で困ったときの対処法を紹介します。
途中で言葉が出てこなくなったときは、焦って無理に話し続ける必要はありません。1度カンペに目を移し、次に話す内容を確認してから再開しましょう。
短い間が空いても失礼にはあたらないため、落ち着いて対応することが大切です。
故人を思い、挨拶の途中で涙が出てしまうのは自然なことです。深呼吸をして気持ちを整え、話せるようになるまで少し間を置きましょう。
どうしても続けることが難しい場合は、無理をせず、家族や葬儀社の担当者に支えてもらって構いません。
言葉を少し読み間違えたり、順序が前後したりしても、内容が大きく変わらなければ、そのまま続けて問題ありません。言い直すことでかえって流れが途切れる場合もあるため、細かな間違いにとらわれず、参列者への感謝を伝えることを優先しましょう。
体調や精神的な負担により、喪主本人が挨拶することが難しい場合は、家族や親族などに代理を依頼できます。
代理人には、故人との関係や伝えてほしい内容を事前に共有し、原稿も渡しておきましょう。葬儀社の担当者にも相談しておくと、当日の進行を調整してもらえます。
喪主挨拶の準備が一通りできたら、内容や本番に向けた備えに漏れがないか確認しましょう。以下のチェックリストを活用し、不安な点があれば家族や葬儀社の担当者に相談してください。
◇挨拶の内容
☑ 挨拶するタイミングを確認した
☑ 挨拶する場面ごとの内容を整理した
☑ 参列者へのお礼を盛り込んだ
☑ 故人について伝えたい内容を整理した
☑ 原稿を作成した
☑ 忌み言葉や重ね言葉が含まれていないか確認した
☑ 宗教・宗派にそぐわない表現がないか確認した
◇本番への準備
☑ 原稿を声に出して読んだ
☑ 挨拶の所要時間を確認した
☑ 読みにくい部分や話しにくい表現を修正した
☑ 故人の名前・年齢・続柄などに誤りがないか確認した
☑ 本番で使用するカンペを用意した
☑ 予備のカンペを用意した
☑ 挨拶の回数やタイミングを葬儀社に確認した
今回は、喪主挨拶のタイミングや原稿・カンペの作り方、練習方法、本番で言葉に詰まったときの対処法などをご紹介しました。喪主挨拶は、原稿を丸暗記したり、立派な言葉で話したりする必要はありません。カンペを確認しながらでも、参列してくださった方への感謝を丁寧に伝えることが大切です。
挨拶の内容やタイミング、言葉遣いに不安がある場合は、事前に葬儀社の担当者へ相談しましょう。葬儀の形式や宗教・宗派、当日の進行に合わせて確認しておけば、落ち着いて本番を迎えられます。
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監修
メモリアルアートの大野屋
コラム編集チーム
「メモリアルアートの大野屋 コラム編集チーム」は、 葬儀・家族葬・一日葬・終活に関する実務経験と相談対応実績をもとに、本記事の内容監修を行っています。


















