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公開日:2026/06/15
更新日:2026/06/15
目次葬式に参列するとき「アクセサリーは着けてもよいのか」「真珠なら問題ないのか」と迷う方は少なくありません。葬儀では、故人を悼む気持ちを大切にし、華美になりすぎない装いを心がけることが基本です。
そこでこの記事では、葬式で着用できるアクセサリーの基本マナーをはじめ、真珠が選ばれる理由、パールネックレスやイヤリング・ピアスの選び方、避けたほうがよい装飾品についてわかりやすく解説します。
● 葬儀でのアクセサリー着用のマナーやタブーを知りたい人
● 葬儀で着ける真珠のネックレスについて知りたい人
● 葬儀で避けたいアクセサリーについて知りたい人
● 葬儀での男性や学生のアクセサリー着用について知りたい人
葬式では、故人を悼む場にふさわしい落ち着いた装いを心がけることが大切です。アクセサリーは必ずしも必要なものではありませんが、洋装の喪服に合わせる場合は、種類やデザインに配慮すれば身に着けても問題ないとされています。
まずは、葬儀でのアクセサリーの基本マナーを見ていきましょう。
葬儀でアクセサリーを身に着ける場合、一般的に選ばれるのは真珠(パール)です。ダイヤモンドや色石、ゴールド系のアクセサリーなどは華やかな印象になりやすく、故人を悼む場にはふさわしくないと受け止められることがあります。
真珠は、控えめで上品な印象があり、喪服にもなじみやすい装身具です。そのため、葬儀の場では、真珠のネックレスや一粒タイプのイヤリング・ピアスが選ばれることがあります。また、諸説ありますが、真珠は「涙」を連想させるものとして語られることもあります。
葬儀のアクセサリー選びで大切なことは、故人への哀悼の気持ちを表す場にふさわしい、控えめな装いを意識することです。
真珠が葬式で用いられる理由の1つは、光沢が比較的控えめで、落ち着いた印象を与えやすいことです。強く光を反射する宝石類に比べて華美になりにくく、喪服の厳かな雰囲気にも調和しやすいとされています。
また、真珠には白・黒・グレーなど、葬儀の装いに合わせやすい色があります。白真珠は清楚で上品な印象があり、黒真珠やグレー系の真珠も落ち着いた雰囲気を持つため、葬儀の場で選ばれることがあります。
さらに、真珠は冠婚葬祭のフォーマルな装いに合わせやすい装身具として広く知られています。ただし、真珠であっても大粒すぎるものや、長すぎるネックレス、華やかなデザインのものは避けたほうが安心です。葬式では、目立ちすぎないこと、控えめであることを基準に選ぶとよいでしょう。
モーニングジュエリーとは、故人を悼み、喪に服す場で身に着ける装身具のことです。「モーニング」は朝を意味する「morning」ではなく、喪に服すことを意味する「mourning」に由来します。
代表的なモーニングジュエリーには、ジェット、オニキス、黒曜石、黒珊瑚などがあります。いずれも黒を基調とした落ち着いた素材で、華やかさを抑えた装いに合わせやすいことが特徴です。なかでもジェットは、ヨーロッパで喪の装身具として用いられてきた歴史があるとされています。
ただし日本では、モーニングジュエリーはまだ一般になじみが深いとはいえず、葬儀のアクセサリーとしては真珠を選ぶ方が多く見られます。そのため、葬式で身に着けるアクセサリーに迷った場合は、一連の真珠のネックレスや一粒タイプのイヤリング・ピアスを選ぶと安心でしょう。
葬式で真珠のネックレスを着ける場合は、連数や長さ、真珠の大きさ、色に配慮することが大切です。同じ真珠であっても、デザインによっては華やかに見えすぎることがあるため、葬儀の場にふさわしい控えめなものを選ぶ必要があります。
ここからは、葬式で着ける真珠ネックレスの選び方と注意点を確認していきましょう。
葬式で着ける真珠のネックレスは、一連のパールネックレスが基本です。一連のネックレスは装いがすっきりとまとまり、喪服にも自然になじみます。
また、一連のネックレスには「悲しみが重ならないように」という意味合いがあるとされています。葬儀では縁起や言葉の響きを気にされる方もいるため、迷った場合は一連のシンプルなパールネックレスを選ぶと安心です。
二連・三連のパールネックレスは、葬式では避けるのが無難です。連が重なるデザインは、「不幸が重なる」「悲しみが重なる」といった印象につながることがあります。
地域やご家庭によって受け止め方に違いはありますが、葬儀では周囲に配慮した装いを心がけることが大切です。たとえ真珠であっても、二連・三連のネックレスや装飾性の高いデザインは控えたほうがよいでしょう。
葬式で着ける真珠は、大きすぎず小さすぎない7〜8mm程度のものが定番です。大粒の真珠は華やかな印象になりやすく、反対に小さすぎるものはカジュアルに見える場合があります。喪服に合わせる場合は、上品で落ち着いた印象に見えるサイズを選ぶとよいでしょう。
ネックレスの長さは、胸元に収まるプリンセス丈が一般的です。長すぎるネックレスは装飾性が強く見えやすいため、鎖骨のあたりから胸元にかけて自然に収まる長さを目安にします。喪服の襟元から大きくはみ出さないものを選ぶと、全体の印象も落ち着きます。
葬式で着ける真珠は、白真珠が最も一般的です。白真珠は清楚で上品な印象があり、喪服にも合わせやすいため、冠婚葬祭で使いやすい色とされています。
黒真珠やグレー系の真珠も、落ち着いた色合いであれば葬儀の場に用いることができます。ただし、光沢が強すぎるものや大粒のものは華やかに見えることがあるため注意しましょう。
一方で、ピンク系やゴールド系の真珠は華やかな印象になりやすいため、葬式では控えるのが一般的です。
葬儀でイヤリングやピアスを着ける場合も、真珠であれば比較的受け入れられやすいとされています。ただし、ネックレスと同じように、デザインや大きさによっては華やかに見えすぎることがあるため注意が必要です。
ここでは、葬儀で真珠のイヤリング・ピアスを着ける際のマナーを確認していきましょう。
葬儀でイヤリングやピアスを着ける場合は、小ぶりな一粒パールのものを選ぶとよいでしょう。耳元に固定されるシンプルなデザインであれば、喪服にもなじみやすく、落ち着いた印象にまとまります。
一方で、揺れるデザインのイヤリングやピアスは避けるのが無難です。動くたびに目立ちやすく、葬儀の場では華やかに見えてしまうことがあります。また、真珠であっても光沢が強すぎるものや、大粒で存在感のあるものは控えたほうが安心です。
ネックレスと合わせる場合は、色味や大きさをそろえると全体の印象が整います。白真珠のネックレスには白系の一粒パール、黒真珠やグレー系のネックレスには同系色のものを合わせると、落ち着いた装いになります。
フープピアスや大ぶりのイヤリング・ピアスは、葬儀では避けましょう。丸い輪のデザインや大きく目立つ装飾は、カジュアルな印象や華やかな印象を与えやすく、喪服に合わせると悪目立ちしてしまうことがあります。
また、金属部分が大きく見えるものや、装飾が多いデザインも葬儀には不向きです。耳元は顔に近く、人目につきやすい部分でもあります。葬儀では、おしゃれを目的としたアクセサリーではなく、控えめで場に調和するものを選ぶことが大切です。
葬式では、華美に見えるものや音が鳴るもの、参列者の視線を集めやすいものは避けるのが基本です。また、洋装では真珠など控えめなアクセサリーを身に着けることがありますが、和装では基本的にアクセサリーを控えます。
ここでは、葬式で避けたいアクセサリーについて確認していきましょう。
ダイヤモンドや色石などの宝石類は、葬式では避けるのが基本です。光を強く反射するものは華やかな印象になりやすく、故人を悼む場にはふさわしくないと受け止められることがあります。
とくに、ダイヤモンドが目立つネックレスやイヤリング、ピアス、ブローチなどは、装飾性が高く見えやすいため注意が必要です。葬式では、おしゃれを目的とした装いではなく、控えめで落ち着いた身だしなみを意識しましょう。
ゴールド系のアクセサリーは、華やかさやお祝いの印象につながりやすいため、葬式では控えるのが無難です。シルバー系のアクセサリーも、光沢が強いものや装飾性の高いものは避けたほうが安心です。
ただし、結婚指輪や腕時計の金具など、日常的に使うシンプルなものは、必ずしも外す必要はありません。葬式では、色や素材そのものよりも、目立ちすぎないか、華美に見えないかを基準に判断するとよいでしょう。
腕時計を着ける場合は、黒やシルバーなどの落ち着いた色で、シンプルなデザインのものを選ぶと安心です。文字盤が大きいもの、装飾が多いもの、ブランドロゴが目立つものは、参列者の視線を集めやすいため避けたほうがよいでしょう。
また、ゴールドの腕時計や宝石があしらわれた腕時計、カジュアルな印象のスマートウォッチも葬式には不向きです。
ブレスレットやバングルなど、動くたびに音が鳴るアクセサリーも葬式では避けましょう。葬儀会場は静かに故人を偲ぶ場であり、わずかな音でも周囲の方の注意を引いてしまうことがあります。
とくに、複数のパーツが重なったブレスレットや、金属同士が触れて音が出るものは注意が必要です。葬式では、音や動きが目立たないかどうかにも配慮しましょう。
葬儀では華美なアクセサリーを控えるのが基本ですが、結婚指輪については判断に迷う方もいるでしょう。
ここでは、葬儀で結婚指輪を着ける際の考え方を確認していきましょう。
結婚指輪は、日常的に身に着けるものとして考えられるため、葬儀の場でも基本的には外す必要はありません。シンプルなデザインの指輪であれば、喪服に合わせても目立ちにくく、マナー違反と受け取られることは少ないでしょう。
エタニティリングのように、リングの外周に沿ってダイヤモンドなどの宝石が並んだ指輪は、葬儀では控えるのが無難です。光を反射しやすく、手元が華やかな印象になりやすいためです。
また、結婚指輪であっても、ゴールドの色味が強いものや宝石が大きくあしらわれたものは、葬儀の場では目立つ場合があります。
判断に迷う場合は、手元が華やかに見えすぎないかを基準に考えるとよいでしょう。シンプルな結婚指輪以外の指輪は、葬儀の間は外しておくと安心です。
男性が葬儀に参列する際は、アクセサリーを控えるのが基本です。喪服や靴、バッグなども含めて、全体を落ち着いた印象に整えましょう。
男性の場合、ネックレスやブレスレット、ピアスなどのアクセサリーは基本的に外して参列します。たとえ普段から身に着けているものであっても、葬儀の場ではカジュアルな印象や華やかな印象につながることがあるためです。
葬儀では、結婚指輪やシンプルな腕時計を除き、装飾品はできるだけ控えるとよいでしょう。
男性の場合も、結婚指輪は基本的に着けたままで問題ないとされています。日常的に身に着けるものとして考えられるため、シンプルなデザインであれば葬儀の場でも目立ちにくいでしょう。
腕時計を着ける場合は、黒やシルバーなどの落ち着いた色で、装飾の少ないものを選ぶと安心です。ゴールドの腕時計や、文字盤が大きいもの、ブランドロゴが目立つものは避けたほうがよいでしょう。
子どもや学生が葬儀に参列する場合、アクセサリーは原則として必要ありません。制服がある場合は、制服を着用するのが基本です。制服は正装として扱われるため、ネックレスやブレスレットなどの装飾品を加える必要はありません。
制服がない場合は、黒・紺・グレーなど落ち着いた色の服装を選び、全体をシンプルにまとめます。髪をまとめるゴムやピンも、黒や紺など目立たない色を選ぶと安心です。
子どもであっても、キャラクターものや光る素材、大きな飾りが付いたものは避け、葬儀の場にふさわしい控えめな身だしなみを意識しましょう。
急な訃報を受けた場合、喪服や持ち物の準備に追われ、真珠のアクセサリーまで用意できないこともあるでしょう。葬儀では真珠のアクセサリーが選ばれることもありますが、必ず身に着けなければならないものではありません。
ここでは、真珠のアクセサリーが手元にない場合の考え方を確認していきましょう。
葬儀で大切なのは、アクセサリーを身に着けることではなく、故人を悼む気持ちを持って参列することです。真珠のネックレスやイヤリング・ピアスがない場合は、アクセサリーなしで参列しても問題ありません。
手元にふさわしいアクセサリーがない場合は、無理に代わりのものを着けるよりも、何も着けないほうが落ち着いた印象になります。喪服や靴、バッグなどを整え、全体として控えめな身だしなみを意識するとよいでしょう。
真珠のアクセサリーがないからといって、手持ちのファッションアクセサリーで代用するのは避けたほうが安心です。たとえば、ゴールドやシルバーのネックレス、色石のアクセサリー、大ぶりのイヤリング・ピアスなどは、葬儀の場ではふさわしくないとされています。
また、カジュアルな素材のアクセサリーや、普段使いのデザイン性が高いアクセサリーも葬儀には不向きです。急な葬儀であっても、迷ったときは「目立たないか」「華美に見えないか」を基準に考え、無理に代用品を使わないようにしましょう。
最後に、葬儀でのアクセサリー着用に関して、よくある質問を見ていきましょう。
コットンパールはカジュアルな印象が強いため、葬式では避けるのが無難です。イミテーションパールも、光沢や質感によっては安っぽく見えたり、カジュアルに見えたりする場合があります。葬儀では、本真珠やフォーマル用の貝パールなど、落ち着いた印象のものを選ぶと安心です。
黒真珠は、お通夜でも使用できます。落ち着いた色味であれば、白真珠と同じように葬儀の場にふさわしいアクセサリーとして用いられます。ただし、大粒すぎるものや光沢が強いものは華やかに見えることがあるため注意しましょう。
真珠のネックレスは、レンタルしたものでも問題ありません。急な葬儀で手元に真珠のアクセサリーがない場合は、礼服のレンタルショップなどで借りる方法もあります。レンタルを利用する際は、一連でシンプルなデザインのものを選びましょう。
パールがない場合は、アクセサリーなしで参列しても問題ありません。無理に代用品を着けるよりも、落ち着いた身だしなみを優先すると安心です。
真珠のネックレスとイヤリング・ピアスをセットで着けても問題ありません。ただし、イヤリングやピアスは小ぶりな一粒タイプで、耳元に固定されるものを選びましょう。揺れるデザインや大ぶりなものは避けるのが無難です。
葬儀でアクセサリーを身に着ける場合は、故人を悼む場にふさわしい控えめな装いを意識することが大切です。一般的には、真珠のアクセサリーが選ばれることが多く、なかでも一連のシンプルなパールネックレスは葬儀の場に合わせやすい装身具とされています。
一方で、ダイヤモンドやゴールド系のアクセサリー、大ぶりなイヤリング・ピアス、揺れるデザインのものなどは、華やかな印象になりやすいため避けるのが無難です。真珠であっても、連数や大きさ、色味によって印象が変わるため注意しましょう。
葬儀の服装やアクセサリーのマナーに不安がある場合は、葬儀社のスタッフに相談する方法もあります。地域や葬儀の形式によって迷うこともあるため、不安な点は事前に確認しておくと安心です。
メモリアルアートの大野屋では、ベテランスタッフが常時、葬儀や法要はもちろん、仏事に関するさまざまなご相談を承っております。どうぞお気軽にご相談ください。
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監修
メモリアルアートの大野屋
コラム編集チーム
「メモリアルアートの大野屋 コラム編集チーム」は、 葬儀・家族葬・一日葬・終活に関する実務経験と相談対応実績をもとに、本記事の内容監修を行っています。


















