テーマ:葬儀の準備

遺影のサイズを解説|四つ切り・A4・L判の違いと用途別の選び方

公開日:2026/09/17

更新日:2026/09/17

遺影のサイズを解説|四つ切り・A4・L判の違いと用途別の選び方

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遺影を準備する際、「どのサイズを選べばいい?」「四つ切りとA4の違いはどれくらい?」「小さな遺影でも問題ない?」など、遺影の大きさについて迷う方もいるでしょう。遺影には決まったサイズがあるわけではなく、葬儀会場の祭壇に飾る場合と、自宅や焼香台などに飾る場合でも、適した大きさは異なります。
この記事では、遺影に一般的に使われる写真のサイズ、飾る場所や葬儀の規模に応じた大きさなど選び方のポイントを解説します。写真の縦横比や画質、複数の遺影を用意する場合、額縁を選ぶ際の注意点などについても紹介しますので、遺影を準備する際の参考にされてください。

1. 遺影のサイズにはどのようなものがある?|四つ切り・A4・L判などの大きさを比較

遺影写真には、全国一律で決められたサイズなどはありません。葬儀会場の祭壇に飾る大きな遺影から、焼香台や自宅に置く小さな遺影まで、飾る場所や用途に応じてさまざまなサイズのものが使われています。遺影に使われる代表的な写真サイズと大きさの目安、主な用途を以下の表にまとめました。

サイズ大きさの目安主な用途
四つ切り 約254×305mm 祭壇用
A4 210×297mm 祭壇用
六つ切り 約203×254mm 小さめの祭壇など
2L判 約127×178mm 焼香台・自宅用など
小キャビネ 約120×165mm前後 焼香台・自宅用など
L判 約89×127mm 焼香台・自宅用など
半切 約356×432mm 大型の祭壇など

遺影サイズ比較目安

※写真サイズの寸法や呼称は、写真店や葬儀社によって異なる場合があります。遺影を用意する際は、仕上がりの寸法を確認しておきましょう。

2. 遺影写真はサイズ変更や加工ができる

遺影は、お手持ちの写真から希望するサイズに合わせて作成できます。元の写真が遺影と同じ大きさである必要はなく、写真データを拡大・縮小したり、必要な部分をトリミングしたりして、四つ切りやA4、L判などに仕上げることが可能です。
さらに、写真の明るさや色味を補正したり、背景を変更したりするなど、必要に応じて加工を施す方法もあります。古いプリント写真も、状態によってはスキャンしてデジタル化し、遺影に使用できます。ただし、希望するサイズにきれいに仕上げられるかどうかは、元の写真の縦横比や画質などによります。特に、大きな遺影を作る場合は、拡大するとボヤけた印象になってしまうこともあるため注意が必要です。

3. 遺影のサイズの選び方|用途・飾る場所に合わせて選ぶ

遺影は、一般的に近年の故人らしい写真を使いますが、サイズは単純に大きければよいというものではありません。どこで、どのくらい離れたところから見るか、飾る場所や遺影を見る距離を考慮して大きさを選ぶことが大切です。葬儀で使用する場合は、会場や祭壇の規模もふまえて検討しましょう。

■ 祭壇に飾る遺影は四つ切り・A4などが一般的

葬儀会場の祭壇に飾る遺影には、四つ切りやA4などの比較的大きなサイズが一般的に使われます。祭壇は参列者から離れた位置にあるため、会場の後方からでも故人の表情が見やすい大きさを選ぶことがポイントです。ただし、適したサイズは会場の広さや祭壇の大きさなどによって異なります。遺影を用意する前に、利用する葬儀社へ確認しておくとよいでしょう。

■ 焼香台に飾る遺影はL判・2L判などの小さめサイズ

焼香台など、参列者が近い距離から見る場所には、L判や2L判といった小さめサイズの遺影が適しています。祭壇用ほど大きなサイズにする必要がなく、限られたスペースにも飾りやすい点が特徴です。小さなサイズの遺影を用意しておけば、葬儀後に自宅で飾ることもできます。

■ 六つ切り・半切などの遺影サイズとは?

六つ切りは、四つ切りより一回り小さなサイズです。小規模な祭壇など、四つ切りほどの大きさを必要としない場合に使われることがあります。一方、半切は四つ切りより大きく、主に大型の祭壇などに使われるサイズです。広い葬儀会場やお別れ会など、多くの人が離れた場所から遺影を見る場面で使用されることもあります。

■ 家族葬なら遺影のサイズを小さくしてもいい?

家族葬だからという理由で遺影を小さいサイズにするのではなく、会場の広さや祭壇の規模、遺影を見る距離などもふまえて検討することが大切です。たとえば、祭壇が参列者から離れた位置にある場合など、故人の表情が見やすいよう、ある程度の大きさが必要になることもあります。
一方、会場や祭壇とのバランスが取れており、故人の表情も見やすければ、遺影を小さめのサイズにすることもできます。

■ 自宅に飾る遺影はどのサイズがいい?

葬儀後に自宅で遺影を飾る場合は、葬儀で使用した大きな遺影をそのまま飾る必要はありません。仏壇や棚、壁など、飾る場所に合ったサイズを選びましょう。置き場所が限られている場合は、L判や2L判なども選択肢になります。祭壇用とは別に自宅用の遺影を用意したり、葬儀後に写真を小さなサイズに作り直したりする方法もあります。

4. 遺影は1枚だけ?複数の写真・サイズを用意してもいい?

遺影は、故人を象徴する写真として1枚を選ぶのが一般的です。ただし、必ず1枚だけにしなければならないという決まりはありません。飾る場所や用途に合わせて複数のサイズを用意したり、それぞれ異なる写真を使ったりすることもできます。

■ 祭壇用と焼香台用で別の写真を使ってもいい?

祭壇用と焼香台用の遺影には、同じ写真を使うことも別の写真を使うこともできます。たとえば、祭壇用には正面を向いた写真、近くで見る焼香台用には自然な表情の写真を選ぶなど、飾る場所に合わせて写真を変えても問題ありません。ただし、使用する写真によって顔の向きや写っている範囲、画質などが異なります。それぞれのサイズにしたときの仕上がりも確認しながら選びましょう。

■ 葬儀用と自宅用で違う遺影写真を使ってもいい?

葬儀で使用した写真を、そのまま自宅用の遺影に使う必要はありません。葬儀後は、家族が気に入っている写真や、より自然な表情の写真などに変えることもできます。自宅では遺影を近い距離から見て故人を偲ぶことが多くなるため、写真の表情だけでなく、飾る場所や周囲とのバランスも考えてサイズを選ぶとよいでしょう。

■ 同じ写真から複数のサイズの遺影を作れる?

同じ写真から、四つ切りやA4、L判など複数のサイズの遺影を作ることも可能です。祭壇用と焼香台用、自宅用などで同じ写真を使いたい場合にも、それぞれの用途に合わせた大きさに仕上げられます。ただし、写真サイズによって縦横の比率が異なるため、同じ写真を使っても写る範囲が変わることがあります。特にサイズを変更する際は、顔や髪、衣服など必要な部分が切れていないか、仕上がりを確認することが大切です。

5. 遺影のサイズを選ぶときは写真の縦横比にも注意

遺影を作る際は、写真の大きさだけでなく、縦と横の比率にも注意が必要です。四つ切りやA4、L判などはそれぞれ縦横比が異なるため、同じ写真を使っても、選ぶサイズによって仕上がりの範囲が変わります。
元の写真と遺影の縦横比が合わない場合は、写真の一部をトリミングして調整するのが一般的です。そのため、サイズを選ぶ際は寸法だけでなく、どの範囲まで遺影に収まるかも確認しておきましょう。

■ 四つ切りとL判では写真の切り取られる範囲が変わる

四つ切りは約254×305mm、L判は約89×127mmで、大きさだけでなく縦横比も異なります。そのため、同じ写真をそれぞれのサイズに仕上げると、上下や左右の一部が切り取られることがあります。特に、顔が写真の端に寄っている場合や、頭上の余白が少ない写真などは、トリミングによって必要な部分が切れてしまう可能性があります。実際に使用するサイズに合わせてトリミングした状態を確認してから仕上げると安心です。

■ 遺影写真は縦向きと横向きのどちらがいい?

遺影には縦向きの写真が多く使われますが、元の写真が横向きでも遺影に使用できます。横向きの写真から人物の周囲をトリミングし、縦向きの遺影に仕上げることも可能です。 ただし、人物が小さく写っている写真や、人物の左右に十分な余白がない写真では、希望する構図に調整しにくい場合があります。元の写真の向きだけで判断せず、トリミング後に故人の表情や姿がどのように見えるかを確認することが大切です。

■ 遺影写真のトリミングでは何を確認すればいい?

トリミングする際は、顔や頭部の一部が不自然に切れていないか、故人の表情が見やすい大きさになっているかを確認します。また、顔の周囲に適度な余白があるか、全体のバランスに違和感がないかも確認しておきたいポイントです。
元の写真で人物が小さく写っている場合は、人物の周囲をトリミングしてから、遺影のサイズに合わせて拡大する必要があります。その場合、切り取った部分を大きく引き伸ばすことになるため、画像の粗さが目立つ場合があります。大きなサイズの遺影を作る際の画質については、次の章で詳しく解説します。

6. 遺影のサイズを大きくする場合は画質に注意

遺影を四つ切りやA4などの大きなサイズにする場合は、元の写真の画質にも注意が必要です。小さな画像を大きく引き伸ばすと、輪郭がぼやけたり、画像が粗く見えたりすることがあります。遺影に使用する写真を選ぶ際は、できるだけ画質のよい元データを用意しましょう。メールやSNSなどを経由した画像は圧縮されている場合があるため、可能であれば撮影時の元データを使用するのがおすすめです。

■ スマホで撮影した写真も遺影にできる?

スマートフォンで撮影した写真も、遺影に使用できます。近年のスマートフォンは高画質で撮影できるものが多く、元の画像データが十分な大きさであれば、大きなサイズの遺影に仕上げることも可能です。ただし、スマートフォンで撮影した写真でも、撮影時の設定や保存方法などによって画質は異なります。スクリーンショットやSNSから保存した画像ではなく、撮影した写真のオリジナルデータを用意するとよいでしょう。

■ 遺影写真にはどのくらいの画素数が必要?

遺影に使用する写真は、最低でも200万画素以上を一つの目安にするとよいでしょう。画素数だけでいえば、近年のスマートフォンやデジタルカメラで撮影した写真であれば、200万画素以上を満たしていることが一般的です。ただし、必要な画素数は仕上げる写真のサイズや人物の写り方、トリミングする範囲などによっても異なるため、画素数だけで仕上がりを判断することはできません。 特に大きな遺影では、画像全体の画素数が多くても、人物が小さく写っている場合は、顔の部分を切り取って拡大した際に画像の粗さが目立つことがあります。画素数がわからない場合や、希望するサイズにきれいに仕上げられるか判断が難しい場合は、葬儀社や写真店に画像データを確認してもらうとよいでしょう。

■ 昔の写真・プリント写真でも遺影にできる?

昔撮影した写真や、データが残っていないプリント写真も、遺影に使用できる場合があります。プリント写真はスキャンしてデジタルデータに変換し、必要に応じて明るさや色味を補正したり、傷や汚れを修整したりすることも可能です。
ただし、元の写真が小さい場合や、ピントが合っていない場合、色あせや傷みが激しい場合などは、大きく引き伸ばすと、きれいな仕上がりにならないことがありますので、注意が必要です。

7. 遺影のサイズに合わせた額縁の選び方

遺影を額縁に入れて飾る場合は、写真のサイズだけでなく、額縁の内寸や外寸も確認することが大切です。同じ四つ切り用やA4用と表示されている額縁でも、フレームの幅などによって外寸は異なります。特に祭壇に飾る遺影は、額縁を含めると写真そのものより大きくなるため、祭壇や飾るスペースとのバランスも考えて選びましょう。

■ 遺影写真と額縁は同じサイズを選べばいい?

「四つ切り用」「A4用」など、写真のサイズに対応した額縁を選ぶのが基本です。ただし、額縁の商品サイズとして記載されている寸法が、写真を入れる部分の大きさとは限りません。額縁を選ぶ際は、外寸だけでなく、写真を入れられる内寸や、実際に写真が見える範囲も確認しましょう。

■ 葬儀後も飾るなら遺影の額縁を変えてもいい?

葬儀で使用した遺影は、葬儀後に別の額縁へ入れ替えても問題ありません。自宅で飾る場所やインテリアに合わせて、額縁の大きさやデザインを変えることもできます。遺影の額縁には黒色がよく使われますが、必ず黒でなければならないという決まりはありません。葬儀後は、木目調や明るい色など、自宅になじむデザインを選ぶのもよいでしょう。

8. 遺影サイズの要点まとめ

● 遺影写真のサイズに全国一律の決まりはない

・遺影には、四つ切り・A4・L判などさまざまなサイズがある
・用途や飾る場所に合わせて適したサイズを選ぶことが大切
・写真サイズの寸法や呼称は、写真店や葬儀社によって異なる場合がある

● 遺影は大きさだけでなく、故人の表情の見やすさも重要

・葬儀では会場の広さや祭壇の規模をふまえて検討する
・見る人から離れた場所に飾る場合は、ある程度の大きさが必要
・家族葬であっても、参列者数だけでなく会場や祭壇とのバランスを考える
・祭壇用や焼香台用、自宅用など、複数の写真やサイズを用意してもよい

● サイズ変更する場合は縦横比と画質に注意する

・写真サイズによって縦横比が異なり、トリミングによって写る範囲が変わることがある
・大きいサイズに仕上げる場合は、元の写真の画質に注意する
・遺影に使用する写真は、最低でも200万画素以上を一つの目安にする

● 遺影を入れる額縁は写真サイズと飾る場所に合わせて選ぶ

・額縁は写真を入れられる寸法だけでなく、外寸や実際に写真が見える範囲も確認する
・葬儀後は自宅に合わせて額縁の大きさやデザインを変えてもよい
・遺影のサイズや使用する写真、額縁に迷った場合は、葬儀社へ相談すると安心


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メモリアルアートの大野屋 コラム編集チーム

監修

メモリアルアートの大野屋
コラム編集チーム

「メモリアルアートの大野屋 コラム編集チーム」は、 葬儀・家族葬・一日葬・終活に関する実務経験と相談対応実績をもとに、本記事の内容監修を行っています。

  • 監修領域:葬儀/家族葬/一日葬/法要/終活/供養
  • 運営:株式会社メモリアルアートの大野屋

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