テーマ:葬儀の準備

葬儀社を生前に決めておくメリットとは?後悔しないための準備と選び方

公開日:2026/07/31

更新日:2026/07/31

葬儀社を生前に決めておくメリットとは?後悔しないための準備と選び方

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「葬儀社は、家族が亡くなってから探すもの」と考えている方も多いのではないでしょうか。しかし、逝去後は限られた時間のなかで、搬送先や葬儀の内容、費用などを決める必要があります。

近年では、終活の一環として、生前に葬儀社へ相談し、希望を整理しておく方も増えています。本記事では、生前に葬儀社を決めるメリットや注意点、葬儀社の選び方をわかりやすく解説します。

こんな方にオススメ!

● 葬儀の生前予約とは何かを知りたい人
● 葬儀の生前予約と生前契約、生前葬の違いを知りたい人
● 葬儀社を生前に決めるメリットを知りたい人
● 葬儀社の選び方を知りたい人

1.生前に葬儀社を決めておく人が増えている理由

終活の広がりや少子高齢化、家族構成の変化などを背景に、生前から自分の葬儀について考える人が増えています。本人の希望を葬儀に反映したいという思いに加え、遺される家族の負担を軽くしたいと考える人も少なくありません。
葬儀の生前契約は、約100年前にアメリカで始まったとされ、日本では1990年代からサービスが提供されるようになりました。かつては生前に自分の死について話すことを避ける傾向もありましたが、現在では終活の広がりとともに、葬儀を前もって準備する考え方も受け入れられています。

終活の一環として考える人が増えている

終活とは、人生の最期に向けて必要な準備を進める活動のことです。財産や持ち物の整理、遺言書やエンディングノートの作成だけでなく、希望する葬儀の形式や規模、参列してほしい人などを考えることも、終活に含まれます。

あらかじめ葬儀について考えておけば、自分らしいお別れの形を家族に伝えやすくなります。すべてを細かく決める必要はなく、希望する葬儀の形式や予算など、大まかな方向性を整理することから始めてもよいでしょう。

家族の負担を減らしたいという思い

家族が亡くなった直後は、悲しみのなかで葬儀社への連絡やご遺体の搬送、安置先、葬儀の形式など、多くのことを短時間で判断しなければなりません。故人の希望がわからない場合、家族が判断に迷ったり、意見が分かれたりすることもあります。

生前に葬儀社を決め、希望を家族と共有しておけば、万が一の際にも遺された家族は落ち着いて対応しやすくなります。葬儀の準備は、自分の希望をかなえるためだけでなく、家族の精神的・時間的な負担を減らすための備えでもあります。

2.「生前予約」「生前契約」「事前相談」「生前葬」の違い

葬儀の生前準備に関する言葉には「事前相談」「生前予約」「生前契約」「生前葬」などがあります。それぞれ内容が異なるため、違いを理解したうえで、自分や家族に合った方法を選ぶことが大切です。

なお、呼び方やサービス内容、費用、解約条件などは葬儀社によって異なります。以下では、一般的な内容をまとめました。

事前相談

事前相談は、葬儀について話を聞いたり、見積もりを依頼したりするものです。相談しただけで契約が成立するわけではないため、まずは情報収集の一環として利用できます。

◇ 費用の発生:無料の場合が多い
◇ 拘束力:原則としてない
◇ 変更・解約:相談のみの場合は不要

生前予約

生前予約は、希望する葬儀の内容や見積もりを葬儀社に登録しておく仕組みです。ただし、予約の定義や費用、変更・解約の条件は葬儀社によって異なります。

◇ 費用の発生:葬儀社により異なる
◇ 拘束力:葬儀社や制度により異なる
◇ 変更・解約:条件の確認が必要

メモリアルアートの大野屋では、希望する葬儀内容と見積もりを事前に登録できる生前予約制度「アンシア」をご用意しています。入会金や年会費、相談料はかからず、葬儀費用を事前に支払う必要もありません。

葬儀の生前予約・アンシアのご案内はこちら

生前契約

生前契約は、葬儀の内容や費用などを決め、葬儀社と正式に契約するものです。支払い方法や解約時の返金条件などを、契約前によく確認しておきましょう。

◇ 費用の発生:予約金や前払いなど、契約内容により異なる
◇ 拘束力:契約上の拘束力がある
◇ 変更・解約:契約条件による

生前葬

生前葬は、将来の葬儀を予約するものではなく、本人が存命中に行う葬儀やお別れの会です。生前予約や生前契約とは、内容や目的が異なります。

◇ 費用の発生:開催費用がかかる
◇ 拘束力:開催先との契約内容による
◇ 変更・解約:開催先との契約条件による

3.葬儀社を生前に決めておく5つのメリット

生前に葬儀社を決めておくと、万が一の際に家族が慌てずに対応できるほか、本人の希望を葬儀に反映しやすくなります。また、費用や葬儀内容を事前に検討することは、終活全体を進めるきっかけにもなるでしょう。

ここでは、葬儀社を生前に決めておく5つのメリットについて解説します。

慌てて葬儀社を探さずに済む

病院などで亡くなった場合、長時間その場に安置できないことが多く、家族は限られた時間のなかで、ご遺体の搬送を依頼する葬儀社や安置先を決める必要があります。

しかし、深い悲しみや動揺のなかで、複数の葬儀社の料金やサービスを冷静に比較することは容易ではありません。あらかじめ依頼する葬儀社を決め、連絡先を家族と共有しておけば、万が一の際にも速やかに連絡でき、落ち着いて次の対応へ進みやすくなります。

希望に合った葬儀を実現しやすい

生前に葬儀社へ相談することで、本人の希望を葬儀に反映しやすくなります。たとえば、宗教・宗派、家族葬や一般葬などの葬儀形式、参列してほしい人の範囲、式場、予算などを事前に検討することも可能です。

祭壇や棺、音楽、遺影写真などについて希望がある場合も、具体的に伝えておくとよいでしょう。すべてを細かく決める必要はありませんが、大まかな方向性を整理しておくだけでも、本人らしい葬儀を実現しやすくなります。

費用の見積もりを事前に確認できる

葬儀社を生前に検討すれば、希望する内容での見積もりを取り、必要な費用の目安を把握できます。複数社の見積もりを比較することで、予算や希望に合った葬儀社を選びやすくなるでしょう。

見積書を見る際は、総額だけでなく、基本プランに含まれる内容や追加費用が発生する条件も確認することが大切です。搬送距離や安置日数、参列人数などによって費用が変動する場合があるため、不明な項目は事前相談の際に質問しておきましょう。

家族と希望を共有できる

本人が葬儀について何も希望を残していない場合、家族は「どのような葬儀を望んでいたのか」「誰を呼ぶべきか」など、さまざまな判断に迷うことがあります。家族の間で意見が分かれ、話し合いに時間がかかるケースもあるでしょう。

生前に本人の希望を整理し、家族と共有しておけば、万が一の際にも判断の基準が明確になります。葬儀社の連絡先や見積書、希望する葬儀内容についても伝えておくことで、家族の精神的・時間的な負担を軽減できます。

葬儀以外の準備も進めやすくなる

葬儀について考えることは、終活全体を見直すきっかけにもなります。葬儀の希望をエンディングノートに記したり、遺影に使用する写真を選んだりすることで、必要な準備が具体的に見えてくるでしょう。

そのほか、財産や契約情報の整理、遺言書の作成、お墓や納骨方法の検討などを進めることにもつながります。葬儀だけを切り離して考えるのではなく、今後の希望や家族に伝えておきたいことを整理する機会として活用してはいかがでしょうか。

4.生前に葬儀社を決める際の注意点

生前予約や生前契約をする際は、将来、希望や状況が変わる可能性も考えておく必要があります。契約後に後悔しないよう、事前に確認しておきたいポイントを見ていきましょう。

家族への説明と理解を得る

本人が希望する内容でも、実際に葬儀を執り行う家族にとって負担が大きい場合があります。葬儀の規模や予算、参列者の範囲などについて、無理なく実行できる内容か家族と確認しておきましょう。

また、予約・契約した葬儀社の連絡先や書類の保管場所を家族が知らなければ、万が一の際に利用できない可能性があります。申し込み後は、必要な情報を必ず伝えておくことが大切です。

解約条件を含め、契約内容をよく確認する

生前契約を結ぶ場合は、内容の変更や解約が可能か、手数料や返金条件はどうなっているかを確認しましょう。契約から葬儀まで長期間空くと、本人の希望や家族構成が変わることもあります。

口頭で受けた説明だけで判断せず、契約書や規約に記載された条件を確認することが重要です。

見積書の内容を比較する

見積書では、プランに含まれない項目や数量の前提、見積もりの有効期限を確認しましょう。搬送距離や安置日数、参列人数などが変わると、最終的な支払額も変動する可能性があります。

また、将来価格が改定された場合、予約時の金額が適用されるのか、実施時の価格で再計算されるのかも確認しておくと安心です。

葬儀社の信頼性と倒産リスク

葬儀費用を前払いする場合は、葬儀社が将来も事業を継続できるかというリスクも考慮する必要があります。万が一、倒産や事業撤退があった場合に、支払った費用が返金されるのか、ほかの葬儀社へ契約を引き継いでもらえるのかを確認しましょう。

長期間にわたる契約では、費用の管理方法や保証の仕組みまで確認することが大切です。

すぐ契約せず複数社を比較する

事前相談を受けても、その場で契約を決める必要はありません。見積書や契約書を一度持ち帰り、ほかの葬儀社の条件と比べてから判断しましょう。

契約を急かされたり、質問に対する説明が曖昧だったりする場合は、すぐに決めず、家族とも相談しながら慎重に検討することが大切です。

5.葬儀社はどう選べばよい?

葬儀社を生前に決める際は、費用だけでなく、対応できる葬儀の種類や相談時の対応、地域でのサポート体制なども確認することが大切です。

ここでは、葬儀社を選ぶ際の主なポイントを紹介します。

希望する葬儀に対応しているか

まずは、家族葬・一日葬・一般葬・直葬など、希望する形式の葬儀に対応しているか確認しましょう。宗教・宗派への対応や、希望する式場を利用できるかも重要なポイントです。

事前相談を丁寧に行っているか

事前相談の際に、希望する葬儀の形式や予算、家族構成などを丁寧に聞き取り、それに応じた提案をしてくれる葬儀社を選びましょう。質問への回答がわかりやすく、不安や疑問を解消しながら相談を進められるかも大切なポイントです。

見積もりの内容に曖昧な点はないか

見積書に費用の内訳が明記されているか、追加料金が発生する条件について説明があるかを確認しましょう。不明な項目への質問に、具体的に回答してくれることも大切です。

希望するエリアに対応しているか

自宅や病院からの搬送に対応しているか、利用しやすい場所に式場があるかを確認しましょう。地域の火葬場や葬儀事情に詳しい葬儀社であれば、必要な手続きや当日の進行についても相談しやすくなります。

葬儀社を比較する際の詳しいポイントや注意点は、以下の記事もあわせてご覧ください。

6.葬儀の生前予約について、よくある質問

ここでは、葬儀の生前予約や事前相談について、よくある疑問にお答えします。

Q 生前に契約すると縁起が悪い?

A 生前に葬儀の予約や契約をすることを「縁起が悪い」と感じる方もいます。しかし、現在では本人の希望を整理し、家族の負担を減らすための終活の一環として前向きに捉える方も増えています。

Q まだ元気でも相談できますか?

A もちろん、元気なうちでも相談できます。時間に余裕があるうちに相談することで、希望する葬儀の内容や費用を落ち着いて検討しやすくなります。

Q 必ず契約しなければいけませんか?

A 一般的には事前相談をしたからといって、必ず契約する必要はありません。まずは話を聞いたり、見積もりを確認したりしたうえで、納得できた場合に予約や契約を検討できます。

Q 家族だけで相談に行ってもいい?

A 本人が同席しなくても、家族だけで相談できる葬儀社は多くあります。本人の希望や状況がわかる資料があれば、持参すると相談が進みやすくなります。

7.まとめ|生前に葬儀社を決めておくことは家族への思いやりにもつながる

生前に葬儀社を決めておけば、万が一の際に慌てずに済み、希望する葬儀の内容や費用も事前に整理できます。本人の意思をあらかじめ家族と共有しておけば、万が一の際にも判断に迷いにくくなり、家族の精神的・時間的な負担を軽減できます。

ただし、生前準備を進める場合でも、すぐに予約や契約を行う必要はありません。まずは事前相談を利用し、葬儀の流れや費用について理解を深めることから始めるとよいでしょう。

メモリアルアートの大野屋では、希望する葬儀内容と見積もりを事前に登録できる「葬儀の生前予約・アンシア」をご用意しています。

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メモリアルアートの大野屋 コラム編集チーム

監修

メモリアルアートの大野屋
コラム編集チーム

「メモリアルアートの大野屋 コラム編集チーム」は、 葬儀・家族葬・一日葬・終活に関する実務経験と相談対応実績をもとに、本記事の内容監修を行っています。

  • 監修領域:葬儀/家族葬/一日葬/法要/終活/供養
  • 運営:株式会社メモリアルアートの大野屋

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