テーマ:葬儀の準備

一日葬を知る:費用・流れ・メリット・注意点まで徹底ガイド

公開日:2025/11/18

更新日:2025/11/18

一日葬を知る:費用・流れ・メリット・注意点まで徹底ガイド

葬儀アイコン目次

こんな方にオススメ!

● 一日葬とは何か知りたい方
● 葬儀形式で迷っている方
● 一日葬の進め方を知りたい方

1.一日葬とは?

一日葬(いちにちそう)とは、お通夜を行わず、告別式と火葬を一日で執り行う葬儀形式です。従来、日本では通夜・告別式を二日に分けて行う形式が一般的でしたが、近年は、日程を短縮して負担を軽くしつつ故人を丁寧に見送ることのできる葬儀として、一日葬を選ぶ方が増えてきました。この背景には、高齢化や核家族化、働き方の変化に加え、コロナ禍を機に葬儀のあり方そのものが見直されたことなどが関係しています。

一般葬や家族葬と一日葬との違いを整理すると、一日葬は「日数の短縮」に重点を置いた形式です。一般葬は弔問客を広く受け入れて二日間で執り行う葬儀、家族葬は日数に関わらず参列者を家族や親しい人に限定する葬儀です。一日葬は、これらの中間に位置し、家族葬の一つの形態として選ばれるケースもあります。

2.一日葬の流れ・進め方

一日葬は、通夜を行わず一日で告別式から火葬までを済ませるため、当日の進行が比較的コンパクトです。限られた時間の中で滞りなく進めるには、事前の準備や流れの把握が欠かせません。ここでは、葬儀までの準備と、当日の流れをご紹介します。

■ 葬儀までの準備

ご搬送
ご逝去後、まず行うのがご遺体の搬送です。病院で亡くなった場合は医師の死亡診断後、看護師がエンゼルケア*を施します。その後、ご遺体は病院内の霊安室に安置されますが、安置室を長時間利用することは難しいため、速やかに葬儀社へ連絡し、搬送を依頼します。
・人が亡くなった後に行われる、死化粧や清拭、着替えなどのこと
ご安置
葬儀社のスタッフが安置場所まで搬送し、ご遺体を安置します。安置先としては、ご自宅や斎場内の安置施設を選ぶ方が大半です。
打ち合わせ
葬儀費用や通夜ぶるまい、精進落としの飲食代、その他立て替え金などの精算をし、支払います。大野屋では、葬儀費用については後日お振込みでのご精算ができます。
また、病院の支払いが済んでいなければ早めに支払いと挨拶をします。
<納棺>30分〜1時間程度
葬儀当日までに、故人を棺に納めます。納棺師または葬儀社スタッフが身支度を整え、愛用品や花を入れてお別れの準備を行います。家族で静かに語りかけながら過ごす大切なひとときです。

■ 葬儀当日の流れ

<告別式>約1時間
一日葬の場合も、告別式は一般葬と同じ流れだと思ってください。参列者が会場に集まり、僧侶の読経に続いて焼香、弔辞、献花などを行います。通夜を行わない一日葬では、告別式が主なお別れの場となります。
<火葬>1時間30分〜2時間30分(出棺から収骨まで)
式が終わると、ご遺族が出棺の挨拶を行い、霊柩車で火葬場へ向かいます。炉前で納めの式を行い、読経や焼香ののち火葬となります。火葬にはおおむね40分から1時間ほどかかり、その間は控室で軽食や飲み物をとりながら静かに待機することが一般的です。火葬終了後、係員の案内で収骨を行い、その後、初七日法要や精進落としを行う場合もあります。

3.一日葬の費用相場

一般的な葬儀と比較して、費用を抑えられる葬儀形式としても注目されている一日葬。ここでは、一日葬の一般的な費用相場と、費用が変動する理由について解説します。

■ 費用の内訳

一日葬の費用構成は、主に以下のような項目から成り立っています。

・葬儀基本プラン(式場使用料・搬送・安置など)
・祭壇や棺、遺影写真などの葬具一式
・僧侶へのお布施や読経料
・火葬料金(自治体によっては無料・低額の場合もあり)
・供花、供物、返礼品、会食費用

■ 費用の目安

葬儀の規模や地域、式場の種類によっても異なりますが、一日葬の相場は50〜100万円ほどとされており、一般葬に比べて安く抑えられる場合が多いといわれています。これは、通夜を行わない分、式場使用料や人件費、飲食費が軽減されるためです。とはいえ、祭壇の規模や僧侶へのお布施、供花・返礼品などを考慮し、総額としては少し幅をもたせて考えておくと安心でしょう。ひとことで"一日葬"といっても、葬儀社によって「火葬のみプラン」や「家族葬プラン」といった名称で費用を提示している場合もあり、サービス内容はさまざまです。料金のみで選ぶのではなく、プランに含まれる内容を事前にしっかりと確認しておきましょう。

4.一日葬のメリット

一日葬は、喪主側・参列者双方の事情に配慮しやすい葬儀形式として、近年増えてきたお葬式の形です。ここでは、一日葬の代表的なメリットをご紹介します。

■ 遺族・参列者の負担を軽減できる

一日葬であれば、一通夜の準備や参列者への対応が不要となり、ご遺族と参列者の負担を軽減できます。特に高齢の親族が多いご家庭では、精神的にも身体的にも負担を抑えられる点が大きな特長です。

■ 日程の調整がしやすい

葬儀が一日で済むため、スケジュールを調整しやすい点も一日葬が選ばれる理由の一つです。葬儀日が一日しかないため参列者が集まりやすい日程を設定することができ、「仕事を何日も休めない」「遠方から来る家族の負担を減らしたい」といった希望に合わせやすい葬儀形式といえます。

■ 経済的な負担を抑えられる

通夜を行わない一日葬では、通夜振る舞いや宿泊の手配などが不要になる分、一般葬と比べて費用負担を抑えられる傾向があります。

■ 遠方からの日帰り参列がしやすい

遠方からいらっしゃる参列者が日帰りで葬儀に参列しやすい点も大きなメリットです。遠方から参列者がいらっしゃる場合は喪主側が宿泊施設を手配することも多いですが、アクセス面や費用面などを考慮しながら葬儀場近くのホテルを探し、空き状況を確認して予約をする作業は意外と負担が大きいものです。日帰り参列が可能な場合、ご遺族もこのような負担を軽減することができます。

■ 故人とのお別れの時間を確保できる

告別式を設ける一日葬では、火葬のみを行う火葬式と比べて、ゆっくりとお別れの時間を持つことができます。そのため、火葬式より親族からの理解を得やすいでしょう。

5.一日葬の注意点

一日葬には、さまざまな事情に対応できるメリットがある一方で、後悔やトラブルを防ぐために事前に理解しておきたいことがいくつかあります。ここでは、一日葬を選ぶ前に知っておきたい注意点をご紹介します。

■ 参列できない方がいる可能性がある

通夜を行わない一日葬では、お別れの場が告別式に限られるため、どうしても参列できない人が生じる可能性があります。一日葬を選ぶ際は、訃報をお伝えする時点で「一日葬であること」を明確にお知らせしましょう。

■ 菩提寺や地域慣習との調整が必要な場合も

地域や寺院によっては、通夜を行わない葬儀形式を受け入れてもらえないことがあります。菩提寺がある場合は、一日葬を行いたい旨を必ず事前に相談しましょう。菩提寺の許可を得ずに一日葬を行った場合、宗派や寺院の考えによっては納骨や法要を断られてしまうことも。これからのお付き合いを保つためにも、まずは菩提寺に確認をとることが重要です。

■ 親族の理解を得にくいことがある

近年は多様な葬儀形式に対する理解が広がってきたとはいえ、一日葬は比較的新しい葬儀形式であり、ご親族の中には従来の葬儀形式を重視される方がいらっしゃるかもしれません。後々トラブルに発展することのないよう、あらかじめ意向を共有しておくことが大切です。

■ 進行が慌ただしく感じられることがある

一日葬は告別式から火葬までを数時間で行うため、当日慌ただしくなってしまうことがあります。特に、多くの参列者が弔問に訪れた場合は、ゆっくりとお別れの時間をとることが難しくなるだけでなく、全体のスケジュールにも影響する可能性があります。ある程度の参列者が見込まれるときは、通夜を行う一般葬や家族葬を選ぶほうが逆に落ち着いて過ごせるでしょう。

■ 費用が半分になるわけではない

二日間のお葬式が一日になるといっても、お葬式にかかる基本的な費用は変わらないため、実際には費用が半分になるわけではありません。式場利用料についても、前日からご遺体を安置する場合や会場の設営を行う場合、通夜を行わなくても二日分の費用が発生することがあり、必ずしも一日分になるとは限らない点に注意が必要です。

6.他の葬儀形式との比較

葬儀にはさまざまな形式があり、それぞれに特徴とメリット・デメリットがあります。一日葬を検討する際は、他の形式との違いを知っておくと、より納得して選ぶことができるでしょう。ここでは、比較対象として主に挙げられる3つの葬儀形式について、一日葬と比較しながらご紹介します。

■ 一般葬との比較

一般葬は、通夜と告別式を二日間かけて行われる、日本ではもっともポピュラーな葬儀形式です。参列者に制限を設けず、会社関係や地域の方など幅広い方々が参列しやすいという特徴があります。そのため、比較的規模が大きくなる傾向にあり、社会的なつながりの多い方や、故人を多くの人に送り出してもらいたいというご家庭に選ばれることが多い形式です。
一日葬は、ご遺族の負担が少なく日程の調整がしやすい反面、一般葬のように多くの方が集まる形式ではないため、参列したくても都合の合わない方が出てしまう可能性があります。

■ 家族葬との比較

家族葬は、一般葬と同様に二日間かけて行う形を基本としつつ、参列者を家族や親しい友人に限定する葬儀形式です。一般葬に比べて規模が小さく、落ち着いた雰囲気で送りたいというご家庭に選ばれています。通夜と告別式を行うため、ゆっくりと故人と向き合える時間があるのも特徴です。
一日葬と 家族葬との違いは「日数」であり、通夜がなく一日で葬儀を執り行うことです。一日葬は、通夜がないため日程や費用面での負担を調整しやすい分、遠方の親族などが集まりにくいケースもあります。

■ 火葬式(直葬)との比較

火葬式(直葬)は、式場での儀式を行わず、火葬のみを行う最もシンプルな形式です。一日葬と比較してもさらに費用を抑えられる点は経済的な面でメリットといえますが、お別れの時間が十分に取れないため、ご家族が後になって「きちんと見送れなかった」と感じるケースも少なくありません。 一日葬は、火葬式と一般葬や家族葬との中間に位置する形式です。火葬式にはない告別式を行うため、基本的な儀式の流れを保ちたい方に選ばれています。

7.一日葬を選ぶべきケース・向かないケース

一日葬は、さまざまなニーズに対応する形式とされていますが、どのようなケースにもマッチするわけではなく、ご家庭の事情によって適している場合と慎重な検討が必要な場合があります。ここでは、判断の目安となるポイントを整理してご紹介します。

■ 一日葬に適したケース

一日葬に適しているのは、まずは参列者の移動や日程の都合を考慮したい場合です。ご遺族や親族に高齢の方が多い場合、葬儀が一日で済めば体力的な負担を軽減することができます。長時間の参列や移動が難しい方にとって、一日葬は比較的ゆとりを持って参加できる形式といえるでしょう。また、遠方からの参列者が多いと、二日間にわたる 葬儀はどうしても負担が大きくなります。一日で完結すれば、日帰りで来られる方が増えるため、日程の調整もしやすいでしょう。その他、葬儀費用をできるだけ抑えたい方にも一日葬は適しています。

■ 一日葬に適していない(慎重に検討すべき)ケース

通夜がない分、一日葬ではお別れの時間が限られ、ゆっくり故人と向き合う時間を大切にしたい場合はあまり適していません。特に、故人と縁の深い友人・知人が多い場合など、ある程度の参列者数が見込まれるときは、二日日執り行う ほうが落ち着いて対応できるでしょう。
また、親族の理解を得ることが難しい場合も、慎重に検討したいところです。特に年配の方の中には、通夜を大切な儀式と考える方も多く、従来とは異なる形式で葬儀を行うことに不満や寂しさを感じてしまう方もいらっしゃいます。後から気まずさが残らないよう、家族間で意向を共有しながら進めることが大切です。さらに、菩提寺がある場合、宗派や寺院の方針によっては、通夜を省く形式が認められないこともあるため、菩提寺に確認した上で葬儀形式を決めましょう。

8.一日葬についてのまとめ

● 一日葬とは、通夜を行わずに告別式と火葬を一日でとり行う葬儀形式のこと。

・高齢化や価値観の変化などを背景に、近年選ばれることが増えている葬儀形式
・基本的な儀式はおさえつつ、一般葬や家族葬よりも短い日数で行うことができる
・火葬式(直葬)よりもお別れの時間を確保することができ、親族の理解も得やすい

● 一日葬は通夜を行わない分、日程や費用などを調整しやすい点がメリット。

・当日の基本的な流れは、納棺・告別式・出棺・火葬・収骨で、半日程度が目安
・通夜の準備や飲食・宿泊費が発生しないため、一般葬より負担を抑えやすい

● 一日葬に適したケースは、日程調整や身体的な負担を抑えたい場合。

・高齢の親族が多い、または遠方の参列者が多いなどの場合に選ばれやすい
・費用を抑えたいが、できる範囲で丁寧に送りたいという希望にも適している
・故人や遺族の意向、参列者の都合、宗派などを考慮して総合的に判断する

● 参列者が多い、菩提寺の理解を得られない場合は他形式も検討する。

・ゆっくりと時間をかけて送りたい場合、通夜を行うほうが良い場合もある
・宗派・寺院によっては一日葬を認めないこともあり、事前の相談が重要
・葬儀が一日しかないため、参列者が日程を調整できない可能性がある


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