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テーマ:葬儀の準備

家族が危篤状態になったときの対応ガイド 〜心の準備と大切なポイント〜

公開日:2023/10/20

更新日:2024/03/06

家族が危篤状態になったときの対応ガイド 〜心の準備と大切なポイント〜

葬儀アイコン目次

こんな方にオススメ!

● 「危篤」とはどのような状態か知りたい方

● 危篤の連絡を受けたときの対応を知りたい方

● 家族のもしものときに備えたいとお考えの方

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1. はじめに

大切な方とのお別れが近づいていると知らされたとき、いつも通り冷静でいられる人は少ないでしょう。そのような状況でもやるべきことはたくさんあります。しかし、落ち着いて行動しなければならないと頭では理解しても、とっさにはなかなか実行できないものです。
家族が危篤状態になって、その連絡を受けたとき、どのように対応すればよいのでしょうか。中には、「元気なうちは、そのようなことをあまり考えたくない」と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、いつ、誰にでも、起こりうることです。あらかじめ危篤状態とは何かを理解し、やるべきことをわかっていれば、いざというときに少しでも心の支えになるかもしれません。
このガイドでは、危篤状態の意味や連絡を受けた際に家族がすべきこと、もしものときの対応などをまとめました。ご家族と最後のお別れを迎えたときに後悔しないよう、お役立ていただければ幸いです。

■「危篤」とはどのような状態?

危篤とは、病気やケガなどにより身体の状態が悪化し、命の危機が間近に迫っている状態をいいます。明確な定義はありませんが、脈拍の低下や呼吸の微弱など生命を維持する機能が著しく低下し、複合的にみて回復の見込みが極めて低いと医師が判断した場合に告げられます。
危篤と判断されても、必ずしもすぐに死に至るわけではなく、中には回復するケースもありますが、一時的に持ち直したとしても、引き続き危険な状態であることに変わりはありません。基本的には、生命の終わりが差し迫った状態です。危篤状態がどれくらい続くかは医師にも判断が難しく、宣告から数時間で亡くなってしまうこともあれば、数日間にわたって続くこともあります。

■「重篤」との違いは?

「危篤」と似た言葉に「重篤」があります。重篤は、このままでは生命の危機があるものの、まだ回復の見込みがあると医師が判断している状態を指します。症状の度合いをあらわす言葉で、主に医学用語として使用され、一般的に用いられることはありません。危篤も重篤も命に関わる状態であることに変わりありませんが、危篤のほうが重篤よりも危険な状態といえます。重篤は、「危篤ほどではないものの、命の危機が迫っていて予断を許さない状態」と理解するとわかりやすいでしょう。

2. まずは冷静になること

危篤状態を告げられたとき、まずは慌てずに落ち着くことが大切です。家族に生命の危険が迫っていると知り、冷静に対処することはなかなか難しいものです。特に、事故や急性の病気など突発的な出来事の場合は、事前に心の準備ができていないまま連絡を受けます。ショックを受けて、混乱するあまり取り乱してしまう方も少なくないでしょう。しかし、気が動転してしまうと、病院へ向かう場合など、道中で事故やトラブルを引き起こし、大切な方の最期に立ち会えなくなる可能性も考えられなくはありません。

気持ちを落ち着かせるために、まずは大きく深呼吸をするとよいでしょう。気持ちを静めて、危篤状態の意味を改めて理解し、事実をしっかりと受け止めることが重要です。わずかでもお別れまでの時間が残されていることを心に留め、最期を看取る覚悟をしましょう。また、危篤状態によっては、家族が大きな決断を迫られる可能性もあります。できるだけ冷静に判断できるよう、パニックを避けて自分の心の平静を取り戻す方法を日頃から見つけておくのも良い方法です。

その上で、危篤の連絡を受けたら、できる限り急いで本人のもとへ向かいます。車を運転する場合は交通事故などを起こさないよう、十分に注意してください。可能であれば泊まり込みの用意をすると安心ですが、準備に手間取るようであれば後回しにして構いません。

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3. 危篤を告げられてからすべきこと

危篤の連絡を受けたときに、自分が何をすればよいのかわからない場合、気が動転した状態で一から調べて行動するのは非常に困難を伴います。いざというときのために、あらかじめ何をするべきか知っておくと安心でしょう。

■ 家族、親族への連絡

家族や親族など親しい人が集まり、皆で最期を看取ることができるよう、本人と関係性の深い人から順に連絡します。危篤状態はいつ息を引き取ってもおかしくないため、できるだけ迅速に行うことが重要です。連絡を入れる順番は、①同居している家族、②三親等までの親戚、③親しい友人・知人が一般的です。三親等までの親戚には、配偶者、子、親、兄弟姉妹、孫、祖父母、ひ孫、曾祖父母、伯父(叔父)、伯母(叔母)、甥、姪が含まれます。
ただし、疎遠になっている場合やほぼ関わりのない親戚に、無理に連絡する必要はありません。連絡を入れるときに優先すべき基準は、「最期に立ち会っていただきたい人」です。三親等以内の親族ではなくても関係のあった親族や、親しい友人など、本人とのお付き合いの度合いをもとに連絡を入れましょう。また、遠方に親しい親戚がいる場合、危篤の状態から持ち直す可能性もありますが、連絡だけはすぐに入れておきたいものです。

■ 家族・親族以外の方への連絡

家族や親族以外で、本人と特に親しい関係性にある方やお世話になった方に報せる場合、あまり多くの人が病室に押しかけると、病院や他の入院患者の迷惑になることもあるため、必要最低限の方だけに連絡します。できるだけ早く、漏れなく行うことが大切なので、事前に連絡を取りたい相手のリストなどを用意しておくとよいでしょう。親しい友人などに連絡する場合は、代表者に連絡を取り、その方から他の人たちに伝えてもらうようにするとスムーズに行き渡ります。

■ 連絡手段と伝える内容

危篤の連絡は、急を要するため電話で伝えることが基本です。一刻を争うので早朝や深夜など時間帯はあまり気にする必要はなく、早急に連絡することを最優先に考えます。その場合は、「夜分遅くに申し訳ありません」、「早朝に恐れ入ります」など最初に一言添えると丁寧です。 努めて落ち着いて、ゆっくりとした口調で、相手に伝えることを心がけましょう。また、これから病院へ来ることは可能か、可能な場合はいつ頃になるか、あわせて確認します。

電話で連絡する際は、以下のことを伝えましょう。
焦りや緊張で伝え漏れが心配な場合は、手元にメモを用意します。

(1)本人の名前
(2)自分の名前と本人との関係
(3)病状
(4)本人のいる場所(病院の場合は、病院名・住所・電話番号・病室)
(5)自分の連絡先

■ 医療の選択肢と医療方針の理解

危篤状態になり本人の意思確認ができなくなった場合、今後の治療などについて家族に意思決定を求められることがあります。延命治療や蘇生の有無などは重大な決断が必要となるため、後悔のないよう医療従事者と家族間でよく話し合い、納得のいく答えを出すことが重要です。

このような危篤状態における医療・ケアは、個人の人生観や価値観にも関わるものであり、本来は元気なうちに話し合い、希望を聞いておくことで本人の意思を尊重しやすくなります。しかし、どうしても本人の意思を推定できない場合には、本人にとって最善と考える方針を優先することが基本となります。

決定を医療者に委ねる場合は、医療・ケアチームが妥当性や適切性から、その本人にとって最善の医療・ケアを判断し、実施します。その場合も、後々のトラブルや後悔を避けるために、納得するまで医療方針に関する説明を求め、その内容を十分に理解することが大切です。

4. 家族の最期とその後

■ 最期の瞬間の過ごし方

危篤とは、いつ亡くなってもおかしくない状態のことであり、大切な人と過ごす残りの時間が限られているということです。面会したら、本人にたくさん声をかけましょう。反応はなくても家族の声は聞こえているかもしれません。非常に稀ですが、危篤状態になった人が回復するケースもあります。

いざその場に立つと混乱してなんと声をかければいいかわからなくなるかもしれませんが、ネガティブな言葉をそのまま口に出さないよう注意します。特に死を連想する言葉はタブーです。また、悲しい気持ちはあっても、泣き叫んだり、大声でわめいたりといった行動は慎みます。感謝を伝える言葉や別れを惜しむ言葉、これまでの楽しい思い出を振り返るのもよいでしょう。危篤状態にある人が、穏やかに人生の最期を迎えられるように振る舞うことが付き添いをする家族の務めです。

【末期(まつご)の水とは】

医師から臨終を宣告された後に、故人の口に水を含ませて別れを告げる儀式を「末期の水」といいます。お釈迦さまが臨終のときに水を求めたという言い伝えに由来しており、来世で渇きに苦しむことがないよう、のどを潤して安らかに旅立ってほしいという祈りが込められています。また、医学が発達する以前は、水がのどを通ると生き返ると言われていたことから、蘇生を願う儀式でもありました。
末期の水は、遺族、親族、友人・知人の順で行います。臨終に立ち会った人全員で行うことが一般的ですが、小さい子どもなどには無理をさせる必要はありません。

5. 亡くなった場合の手続き

家族が亡くなったら、死亡届の提出など数日のうちに行わなければならない手続きがあります。そのために必要となる「死亡診断書」を忘れずに受け取ります。自宅で亡くなった場合は、病院で亡くなった場合とは異なる手順が必要となりますので、以下で詳しく見ていきましょう。

■ 死亡確認

病院で臨終を迎えた場合は、医師が死亡を判定して家族など身近な人に死亡宣告を行います。「ご臨終です」といった言葉で伝えられることが多いようです。死亡は、心拍停止、呼吸停止、瞳孔散大・対光反射消失という「死の3徴候」をもって判断され、時計を見て死亡時刻を確認し、死亡宣告が行われます。その後、亡くなった原因や死に至るまでの経緯をまとめた死亡診断書が作成されます。

自宅で亡くなった場合、治療中の病気が原因で亡くなったときは早急に主治医またはかかりつけの病院に連絡します。医師が自宅に来て、死亡確認を行なった後、死亡診断書が作成されるでしょう。ただし、急性の病気や事故など、主治医がいない場合は警察に連絡します。遺族に対して事情聴取と現場検証が行われますが、事件性の有無の確認だけなので心配する必要はありません。いずれの場合も医師の死亡確認が行われるまでは、遺体に手を触れないようにしましょう。

■ 「死亡診断書」の手続き

死亡診断書は、法的手続きにおいて死亡を証明する重要な書類です。前述した通り、病院で亡くなった場合は臨終に立ち会った医師が、自宅で亡くなった場合は死亡を確認した医師が作成します。記載されている内容は、亡くなった方の氏名・住所のほか、死亡の原因や発症から死亡にいたるまでの時間などです。医師から死亡診断書を受け取ったら、氏名や生年月日などが正しく記入されているか確認しましょう。
死亡診断書がなければ、死亡届の提出をはじめとする、その先のさまざまな手続きができません。当日受け取れない場合は、いつ頃受け取れるのかを確認しておきます。なお、死亡診断書は生命保険の受け取りや相続税の申告などにも必要になるので、受け取ったら必ずコピーを取っておきましょう。

【死亡届の提出】

死亡届の提出は、死亡した日(死亡を知った日)から7日以内の提出が義務付けられています。死亡診断書を受け取ったら、死亡届に必要事項を記入し、役所に提出しましょう。同時に「火葬許可証」の交付申請を行います。ただし、一般的には、これらの手続きは葬儀社が代行するケースがほとんどです。

6. 葬儀の準備とポイント

悲しみの中でも、故人を送り出す葬儀の準備を始めなければなりません。決めなければならないことがたくさんあるため、家族でよく話し合って協力しながら進めましょう。

■ 葬儀社への連絡

病院には、あまり長い時間ご遺体を安置しておくことはできません。できるだけ早急に葬儀社に連絡して、搬送を依頼する必要があります。事前に葬儀社を決めてある場合は、すぐに連絡して車の手配をお願いしましょう。まだ決めていない場合は、病院が提携している葬儀社に搬送だけを依頼することも可能です。そのときは「搬送だけをお願いします」と明確に伝えます。

■ 葬儀社を選ぶときは

ご家族が亡くなってから葬儀社を選ぶ際は、焦らず慎重に決めましょう。限られた時間の中、できるだけ早く決める必要はありますが、あまり安易に決めてしまうと後々のトラブルや後悔につながりかねません。故人を気持ちよく見送るためにも、信頼できる葬儀社を選び、納得できる葬儀を行いたいものです。 葬儀社を選ぶポイントとしては、対応が誠実かどうか、一方的に高額な装飾や必要のないサービスを押し付けてくることはないか、明朗な料金を提示してくれるか、わかりやすく説明してくれるか、といった視点で選ぶとよいでしょう。

■ 見積もり

希望する葬儀の規模や雰囲気、予想される参列者数、予算などを伝えて、見積もりを出してもらいます。複数の葬儀社に見積もりを依頼して比較しても構いません。その場合は、それぞれの葬儀社に同じ要望・同じ条件を提示します。見積もりを提示しない業者は、信頼できないため依頼することは避けましょう。 ほとんどの葬儀社では、葬儀に最低限必要なものが含まれたプランを設定しています。プラン内容に何が含まれて何が含まれていないのかを十分に確認することが大切です。希望する内容によってはオプションが必要になることもあるので、その料金もあわせて確認しましょう。

■ 打ち合わせ

葬儀社が決まったら、葬儀の日程や会場、僧侶の手配、プラン、料理内容など、葬儀の内容について担当者と打ち合わせをします。スムーズに進めるためにも、想定される参列者の人数、一般葬や家族葬など葬儀形式、葬儀を行う場所、予算など、主な方針をあらかじめ家族で決めておくことが理想的です。

7. まとめ

繰り返しになりますが、大切な家族が危篤状態になったときは、とにかく冷静になることが重要です。事前に心の準備ができていてもなかなか難しいかもしれませんが、事故やけがなどを防ぐためにも、まずは落ち着いて状況を受け止めましょう。

また、ご家族が亡くなった場合は、深い悲しみに暮れ、葬儀までの時間が少ない中で多くのことを決めなければなりません。可能であれば、生前に信頼できる葬儀社を決めておくと、もしものときに安心でしょう。大切なご家族が安らかに旅立てるよう、お互い元気なうちに終末期の医療や葬儀について話し合っておくことも必要かもしれません。

【この記事のまとめ】

● 「危篤」とは、生命の危険が差し迫っている状態のこと。

・病気やけがなどで身体の状態が悪化し、回復の見込みが低い状態を指す。
・「重篤」は生命の危険が迫っているものの回復の見込みがある点で「危篤」と異なる。
・危篤状態が続く期間は医師でも判断が難しく、数時間から数日間にわたることもある。
・まれに回復するケースもあるが、引き続き危険な状態であることに変わりはない。

● 危篤の連絡を受けたら、とにかく冷静になることが大切。

・まずは大きく深呼吸をして、気持ちを落ち着かせる。
・病院などに向かう際は、事故などを起こさないよう十分に注意が必要。
・家族や親族、親しい友人・知人に、できるだけ早く危篤を知らせる。

● 亡くなった場合は、死後の手続き、葬儀の準備を早めに行う。

・医師が死亡確認を行った後、死亡診断書を忘れずに受け取る。
・自宅で亡くなった場合は、早急に主治医に連絡する。
・事故や突然死などの場合は、110番に電話して警察に連絡する。
・葬儀社が事前に決まっている場合は、すぐに連絡してご遺体の搬送を依頼する。
・決まっていない場合は、見積もりを取り、信頼できる葬儀社を選ぶことが重要。

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