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東京営業所便り【浄土の台座】

2014年7月10日

 お盆も近づく中、お供えのお花といえば、どういった花を連想しますか?所謂「仏花」となると、菊、カーネーション、ヒャクニチソウ、ストック、キンギョソウなどが、よく使われるところです。そして、今挙げた花の中には含まれていませんが、仏教とともに古くから伝わる『蓮(はす)』を「仏花」として思いつく方も多いのではないでしょうか。

 ハスは、清らかさや聖性の象徴として称えられることが多く「蓮は泥より出でて泥に染まらず」という言葉もあります。仏教では、如来像の台座が「蓮華(ハスと睡蓮を総称してレンゲと呼ぶ)」であったり、お寺の中を見渡すだけでも、蓮華を模った数多くの仏具があります。

 また、ベトナムをはじめとした東南アジアの国のいくつかでは、国花として用いている国も多いです。花言葉は「神聖」「雄弁」「清らかな心」「休養」「沈着」「離れゆく愛」などがあり、主として古代エジプトやアジアの仏教国の故事にちなんで「神聖」「雄弁」が用いられることが多いようです。

 さて、そんなハスの花ですが、埼玉県行田市では市の花として制定されています。
 ごみ焼却場設建設工事の際に出土した、約1400年から3000年前のハス「古代蓮」の種子が、掘削地の池で自然発芽から開花し、その古代蓮の自生する付近(旧小針沼)に、1992年(平成4年)から2000年(平成12年)にかけて整備された「古代蓮の里」もあります。

 そういったこともあり、2009年(平成21年)11月3日、行田市市制施行60周年記念事業として、市民のアンケート調査等を基に「古代蓮」を市の花に追加指定しました。(それ以前は、同じく市民アンケートを基に「イチョウ」「キク」が制定されており、現在は「イチョウ」「キク」「古代蓮」が市の花となっております。)

 というわけで、埼玉県行田市の「古代蓮の里」に行ってまいりました。台風8号の接近が報じられる中、気温も34℃まで上昇した7月8日。
 ハスの花は、早朝よりその蕾を開き始め、昼過ぎには閉じてしまいます。そこを気をつけて、なんとか9時前には着きたいと車を飛ばしたのですが...到着は10時半手前。駐車場手前では入場待ちの車の列、正面の通りから見える園内「世界の蓮園」に群がる人だかり...どうやら9時前到着でも遅いくらいみたいです。聞くところによると、5時には園に到着した方もいましたし、観光バスなんかは7時前には到着しているとのこと。

 ちなみに交通アクセスをご紹介します。


【自家用車でお越しの方】

 東北道 羽生I.Cから約25分、加須・栗橋I.Cから約30分

 駐車場料金(6月中旬~8月中旬の蓮開花期間のみ)
 普通車 ⇒ 500円
 バス  ⇒1,500円


【電車でお越しの方】
 JR高崎線「行田駅」から市内循環バス(西循環コース左まわり)
 秩父鉄道「行田市駅」から、市内循環バス(西循環コース右まわり、東循環コース左・右まわり)
 市内循環バスは毎日運行 料金:1回 100円

 ※蓮の開花時期は、JR高崎線「行田駅」からシャトルバスを運行(大人200円、子供100円)



 せっかっくなので古代蓮の里の休業日のご案内も


【公園および駐車場】

 ⇒休業日無し

【古代蓮会館・売店・うどん店】
 ⇒月曜日(祝日の場合は営業)
 ⇒祝日の翌日(土・日曜日の場合は営業)
 ⇒年末年始

 ※蓮の開花期(6月下旬から8月上旬)は無休で営業


 ちなみに冬期は、イルミネーション装飾、また古代蓮会館のタワーから初日の出を迎えるイベント等も行われているようです。営業日詳細は、行田市、古代蓮会館のホームページでご確認ください。

 さて、やっとこさ駐車場に車を停め、園内に入ることができました。

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 駐車場や、バス乗り場からすぐのところは「世界の蓮園」があり、古代蓮だけではなく各地のハスの花が咲いています。42種類の蓮の花が咲く「古代蓮の里」。そのうち「世界の蓮園」には、

 1 真如蓮 (しんにょれん)
 2 西光寺白蓮 (さいこうじびゃくれん)
 3 白万々 (はくまんまん)
 4 酔妃蓮 (すいひれん)
 5 毎葉蓮 (まいようれん)
 6 瑞光蓮 (ずいこうれん)
 7 碧台蓮 (へきだいれん)
 8 一天四海 (いってんしかい)
 9 原始蓮 (げんしはす)
10 姫蓮 (ひめはす)
11 即非蓮 (そくひれん)
12 誠蓮 (まことはす)
13 天上蓮 (てんじょうれん)
14 漁山紅蓮 (ぎょざんこうれん)
15 王子蓮 (おうじはす)
16 舞妃蓮 (まいひれん)
17 明光蓮 (めいこうれん)
18 大賀蓮 (おおがはす)
19 インド蓮 (いんどはす)
20 中国古代蓮 (ちゅうごくこだいはす)
21 巨椋の白鳥 (おぐらのはくちょう)
22 錦蘂蓮 (きんずいれん)
23 輪王蓮 (りんのうれん)
24 西湖蓮 (さいこれん)
25 嘉祥蓮 (かしょうれん)
26 韓国景福宮蓮 (かんこくけいふくきゅうれん)
27 アメリカ黄蓮 (あめりかおうれん)
28 アメリカ白蓮 (あめりかびゃくれん)
29 請所本紅 (うけしょほんべに)
30 桜蓮 (おうれん)
31 漢蓮 (かんれん)
32 剣舞蓮 (けんまいれん)
33 紅万々 (こうまんまん)
34 小舞妃蓮 (しょうまいひれん)
35 ヴァージニア蓮 (ばーじにあはす)
36 カスピカム (かすぴかむ)
37 大洒錦 (たいせいきん)
38 青菱紅蓮 (あおびしこうれん)
39 ミセス・スローカム (みせす・すろーかむ)
40 千弁蓮 (せんべんれん)

 があります。水生植物園には

41 甲斐姫 (かいひめ)

 世界の蓮園から、奥へ進むと

42 行田蓮 (ぎょうだはす・古代蓮)

 の池が広がります。

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 さて、ここで「古代蓮の里」を紹介するからには、オススメであるとかワンポイントを紹介しようと思います。

 まずは、時間ですが朝早い時間に越したことはありません。私の場合、朝に子供を幼稚園に送った後に「古代蓮の里にでも行ってみよう」という、半ば思いつきのようなものでしたから、綺麗に開いたハスの花...は思ったよりも少なかったです。綺麗に開いたハスの花を見るのならば、やはり6時前後の到着を目指したほうが良いかもしれません。
 「簡単に言うなら『日光』と『泥水』があれば育つよ」なんて言われるハスの花。屋外の公園ですから、当然ながら屋根はありません。私は肌が弱いこともあり、顔以外は日焼け止めを塗らなかったのですが、腕はもう酷い有様となりました。
 秋...と言いますか、今の時期から稲の借り入れ時期までは、古代蓮会館展望タワー展望室から「田んぼアート」も楽しめます。展望タワーは「田んぼアート」だけではなく、武州の夜景であったり、赤城山、浅間山、両神山、八ヶ岳、筑波山、日光白根山、男体山といった関東の山々をはじめ、富士山も眺めることができます。

 そして、行田市は2012年の映画『のぼうの城』の舞台となった街でもあり「忍の浮き城」こと「忍城」もあります。他には埼玉件名の由来となった「さきたま古墳群」も。これらは全て、古代蓮の里から近く、せっかく行くのであれば、そういった名所・旧跡の探訪も併せてお勧めします。

 『泥中の蓮』という言葉があります。汚れた環境の中にあっても、悪に染まることなく、清らかさを保つことのたとえです。インド原産で仏教とも関わりの深いハスの花は清らかな品格をそなえることから、そのような例えに用いられます。
 そして、物事の善悪にかかわらず仲間として行動や運命をともにすること『一蓮托生』といいます。これは、善い行いをした者達が極楽浄土に往生し、同じ蓮の花の上に身を託して後に生まれ変わる...という仏教由来の成句です。

 埼玉県行田市の他には、上野公園の不忍池のハスも有名ですし、見頃としてはやはり今が旬です。

 茹だる夏の暑さが本格化する、ちょっと手前のこの時期。清らかな佇まいのハスの花で、心落ち着かせるなんていかがでしょうか...?

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